
まいど!ものグラムです。
今回は寿がきやからのカップ麺、「らぁ麺紫陽花 醤油らぁ麺」のご紹介をさせて頂きたいと思います。
名古屋のラーメン界では外す事の出来ない超人気店が今回の「らぁ麺紫陽花」で、食べログの「愛知県 ラーメンランキング」では第1位に君臨する現地では有名店、そしてラーメンフリークの中でも全国的に有名な店舗です。
この一品は2018年8月6日発売で単発では無く今でも販売されている一品で、価格は238円(税別。
では!どんな店舗なのか?店主監修の味わいの再現度は?楽しみに見て参りましょう!宜しくお願い致します!
Contents
「らぁ麺紫陽花 醤油らぁ麺」パッケージについて
寿がきや「らぁ麺紫陽花 醤油らぁ麺」パッケージ
ラーメンの盛付け写真の淡麗な醤油味を憶えさせますが、しっかり器に盛られたカップ麺では珍しい引きで捉えた配置はお見事だと個人的に感じます。なんとも上品なパッケージデザインで、「らぁ麺紫陽花」の店舗ロゴも出過ぎないながらに脳内に擦り込まれるるインパクトがあります。
左側にある「力強い醤油の味わいと鶏の風味が香る至高の一杯」の文句だけでもどれ程美味しいのか?と文字からも期待感を高めます。
パッケージ下部の黄金と醤油を極めた名店の赤いサークルもしっかり要チェックポイントとしてアイキャッチ出来る様に仕上げられており、十分にパッケージから情報を読み取れる様デザインされた「まずは視覚からの美味しさ」を感じられるでしょう。
「らぁ麺紫陽花」について
「らぁ麺 紫陽花」店舗外観(撮影:ものグラム)
「らぁ麺紫陽花」は2015年4月10日に名古屋市中川区にオープンしました。ラーメン店としてまだまだ新店ですが、瞬く間に人気店になり、現在では行列の出来る人気店となっています。
その行列ですが、店舗前から行列になると近隣に迷惑になる事から、店舗から道路を隔てた専用駐車場の車1台分のスペースを待機場所として設置し、エスコート役のスタッフがその列の一人一人をしっかり把握し店内へ導かれている素晴らしさを感じました。
店主は戸谷真佐男氏で、元はかなりのラーメンフリーク(ラヲタとも言われる)でブロガーでしたが、そのうち自作ラーメンマニアに進化し、それがさらに進化して実際に店舗を持たれる様になりました。
修行店は三重県四日市市にある有名店「鉢ノ葺葉(はちのあしは)」、名古屋の「つけ麺丸和」で、どちらもかなりの人気店です。
より詳細は実際に訪問し実食させて頂きました、ラーメン店紹介記事にありますのであわせてご覧頂けますと幸いです。
原材料、数値について
まず原材料、麺からですが、寿がきやの今回の一品はノンフライ麺で、ノンフライ麺に関しては加ト吉製となっています。小麦粉(国内製造)、小麦全粒粉、食塩、植物油脂、小麦たん白、大豆食物繊維がクレジット。
スープは醤油、チキンオイル、チキンエキス、チキンブイヨン、発酵調味料、食塩、ゼラチン、昆布エキス、魚介エキスパウダーが主で、
かやくはチャーシュー、ねぎ、メンマとなっています。
数値ですが、カロリー397kcal、食塩相当量6.8g、脂質は14.4gと、ノンフライ麺の恩恵でかなりライトな数値ですが実は脂質はノンフライ麺にしてはかなり高めの2桁台となっています。それはおそらく店舗で提供されるしっかりした鶏油を再現したものだと推測出来、再現度に期待が高まる数値でもあります。
では、いよいよ開封、カップの中の構成を楽しみに見てみましょう。
中身構成について
全粒粉入りの平打ちのノンフライ麺に液体スープ、チャーシューとメンマの先入れかやくにあとのせかやくは乾燥ネギの3袋構成。この液体スープに店舗の味わいが凝縮されているでしょう、その楽しみとこの全粒粉入りのノンフライ麺の風味も同じく楽しみです。
今回の麺は戻し5分タイプ。しっかり楽しみに待ち仕上げました。
いよいよ完成!では、その仕上がりをご覧頂きましょう。
寿がきや「らぁ麺紫陽花 醤油らぁ麺」完成
「寿がきや らぁ麺紫陽花 醤油らぁ麺」完成写真
まず店舗の仕上がりや再現度を無視して見てみますが、かなり透明度の高いスープなのが即理解出来るでしょう。しかも醤油の色合いの独特の濃さは黒よりも赤い色味で、淡麗系のラーメンの見た目からの美味しさをしっかり感じさせるのが素晴らしいと感じました。
カップ麺でここまで上品に感じられる醤油の仕上がりはありそうでなかなかありません。実際の店舗の味わいも頂いたワタシの目線では「コレヤバない?」と思う程でした。
らぁ麺 紫陽花「醤油らぁ麺」
実際の「らぁ麺紫陽花」の醤油らぁ麺と見比べても遜色無いスープの見た目を感じられると思います。
スープについて
スープのアップですが、この段階でかなりしっかりした層になる程のオイル感があるのがご確認頂けるでしょう、ノンフライ麺で脂質14.4gとかなり高めの数値だったのはこのスープに浮かぶ脂、鶏油(チーユ)であるチキンオイルによるものでしょう。
店舗のスープでも感じたしっかりした量のある脂、オイルの層があったのは印象的でしたが、まさにそれを再現しているのは目に見えて理解出来るものでした。
一口頂くと「おおっ!」と店舗での実食で感じられた生醤油の感覚が蘇る様で、鶏ベースであるチキンエキス、チキンブイヨンは鶏の風味とまでは行かないものの、しっかりした旨味、ベースがあり、更にチキンオイル、鶏油の決してしつこく無いまったりとしたコクを演出されていたのには驚きでした。このカップの方が若干醤油が立っている感覚はありましたが、そもそも店舗の味わいと比較出来る程クオリティが高いのは間違いありません。
麺について
全粒粉がしっかり見た目から確認出来る縮れのある麺で、やはり麺に関しては非常に再現が難しいのが家庭用麺です。
らぁ麺紫陽花「醤油らぁ麺」の麺リフト
店舗の麺は平打ちストレートの自家製麺ですが、麺の艶と滑らかさはカップからも十分に感じられ期待感が高まりました。
思った以上にしっかりしたコシのある麺で、やはりかなり艶のあるぎゅっとした密度を感じる麺ですが、決して戻りが悪く硬いものではありません。全粒粉自体の風味は素晴らしく、醤油が強めの仕上がりのスープに対して小麦からの自然な甘味を感じさせたのはとても印象に残る美味しさでした。
カップ麺なのでやはり麺自体を直接比較するのは正直無理がありますが、しかしつるつるとした滑らかでしっとりした食感は感じられました。
最後に
今回の「らぁ麺紫陽花」のカップ麺は淡麗系と言う深みある味わいを再現したもので、商品開発には相当の労を費やしたのを感じさせた一杯で、一歩間違うと全く個性の無い味わいになる極めて難しい商品化だったと思います。
しかし鶏の表現と生醤油の香り豊かな風味、しつこさの無い鶏油の表現は素晴らしく驚かされました。
今日のカップ麺のクオリティの高さを改めて感じ、寿がきやの意地も感じた一杯は現在も商品ラインナップに入っており入手可となっています(2019年8月現在)。
入手は少々難易度が高めかもしれませんが、その醤油の美味しさを是非感じて頂ければと思います。やはり店舗に行き食べ比べると再現度の高さに本当に驚かされます。