
どうもっ!ものグラムです。
今回は2020年9月27日(前泊)〜9月28日に敢行させて頂きました、「ゲリラ遠征in大阪堺」の「リベンジ遠征」の模様を進めて参りたいと思います。
現在遠征記事は20年23発目、「クルマ旅in宮崎・大分」の途中ではありますが、その記事内の驚くべき「符号」こそ22発目(20年9月7日(前泊)〜9月8日敢行)の「大阪堺ゲリラ遠征」との繋がりで、その「符号」をお伝えしたすぐ後、思いつきで「ゲリラ遠征」させて頂き「リベンジ」を果たす事が出来ました。
では!その23発目からの流れでやって来た大阪堺の訪問実食とは?どんな店舗?どんな味わい?見て参りましょう!宜しくお願い致します。
Contents
「大阪堺ゲリラ遠征」と「クルマ旅in宮崎・大分」との「符号」とは?
まず、20年9月7日(前泊)〜9月8日にて敢行させて頂いた「大阪堺ゲリラ遠征」ですが、その当時は訪問実食の候補として挙げてはいたものの、実現には至らぬもので、他の店舗を訪問実食させて頂きました。
しかし、その次の遠征として20年9月16日〜17日に敢行させて頂いた、「クルマ旅in宮崎・大分」にて驚きの「符号」、発見がありました。
それは大阪堺で実食実現には至らなかった店舗がなんと宮崎県に本店を構えており、その本店を先に訪問、実食させて頂くご縁があった事に驚きました。その店舗とは「風来軒 加納本店」、符号ワードは「風来軒」でした。
そしてその次の日は人生&ラーメン道初の地である大分県にて訪問実食を行うものでしたが、初日のホテルチェックイン後に調べ物をしていた際に偶然にもひとつのワードから繋がった驚きの「符号」がありました。それも大阪堺の地とご縁のある、大分県日田市の人気店でした。その店舗とは「中華さと」、符号ワードは「プノンペン」でした。
堺→宮崎→大分→そして再び堺の地へ。
20年9月27日、21:31。ちょうど20日ぶりにやって来ましたが、感覚としては何ヶ月ぶりかの様。それはよく考えてみると8月31日(前泊)〜9月1日が京都、9月2日(前泊)〜3日が奈良、そして9月7日(前泊)〜8日が大阪堺、9月16日〜17日が宮崎・大分、そして22日夜〜24日が「クルマ旅(まだ詳細はシークレットです笑)」、そして今回と今月だけで計6回も遠征をこなしていたからでしょう。(ほんまいきすぎやで→わいもそう思ふ.....笑)
「いやぁ、でも宮崎大分行って、んでここにまた来る、それがあるんとないんでは全くちゃうよなあ、楽しみや〜!」
そう思いながら、ホテルチェックインも直ぐ。
今回は宿泊先をお伝えしておきましょう、「ホテル・アゴーラ リージェンシー堺」。元は関西では有名な格調高い大型高級ホテルである「リーガロイヤルホテル」で1993年に建てられたものですが、(株)アゴーラ・ホスピタリティーズに売却されたのち、2012年10月1日にリブランドされ現在も営業されています。
「検温は?え?ええの?あ、はい〜」
実は前回の「大阪堺ゲリラ遠征」でも利用させて頂きましたが、その時と同じ外国人スタッフで、前回は「検温ええの?」と聞くと「あっ!お願いします...ピッ」でしたので、今回も聞いた次第ですが、今回は要らないとの事。「ホンマにええの?」と思いながらも無事チェックイン完了でした(笑)。
同じホテルを二度以上利用させて頂くのはもちろんに気に入っているからですが、その理由は建物や内装は少々古いものの、日本の経済状況が非常に良かったあの時代を思い出させる家具等に使用されるそれぞれが高級感に満ち溢れている為でした。
浴室タイルや洗面台も豪華な石製で、デスク天面は合皮では無い本革が使用されているなど、今では感じられない「醸し出す雰囲気」に魅了されます。
アメニティ類も非常に豪華で充実しており、浴槽は足を完全に伸ばしたほぼ「寝た状態」にて身体を温める事が出来、ドリンク類を用意するコーナーには500mlの天然水×2、豪華な湯のみとグラスが用意され、しかもカセットタイプのドリップコーヒーメーカーまで完備。(前回はこのコーヒーメーカーは無く、部屋により多少仕様が異なるものと思われます)
しかし、宿泊業者が一番苦しい現在の「コロナ禍」、1泊約3,700円(gotoを利用、税込)と非常にお安く宿泊が出来るのもあり、普段ならなかなか手が出せない、今しか宿泊出来ない、苦しい宿泊業に少しでも貢献する事が出来れば....、複雑な思いは正直あります。
しかし、部屋のカーテンを開け外を見るとご覧の景色。
「うっわぁ!この立地が素晴らしいしさ、今回は20階やねんな、前回はかなり低かったけど、今回の景色はたまらんなあ」
そう思いながらこの日は「遠征ライブ」記事をスマホにてアップ、その後リラックスモードにてゆっくり時を過ごさせて頂きました。(最近は遠征宿泊時しか頂けないリラックスタイムを設けさせて頂いています(その時間を頂かないとおそらく倒れます笑))
いよいよ「リベンジ」の時が訪れる。
「あ〜、なんかまだ眠いしぜんっぜん腹減らんねけどさ〜、もう10時過ぎてもたやんか〜」
恐らく皆様とも同じでしょう、起床から出発までの時間は全く気分が乗らず、このまま寝ていたい気分でした(笑)。
しかし、今回の1軒目は11時オープン、10:45にはなんとか準備を完了させチェックアウトをします。
「まっだ腹減らんねけど....大丈夫やろか?」
エレベーターを待つ窓からは「ベイサイドビュー」を見る事が出来、若干テンションが上がります。この「ベイサイドビュー」へ宿泊するにはプラス約1,500円掛かり、やはりそれは出来ません(笑)。
「おっしゃ〜!そと出て歩き出したらちょい腹減って来たかぁ〜!」
と、実食モードへと切り替えると身体がそれに順応するのを感じますが、実は今回の実食訪問の範囲は非常に狭いもので、だからこそ「クルマ旅in宮崎・大分」の「符号」により驚いたものでした。
先程の「ベイサイドビュー」の形状がこの地図からも即理解出来るでしょう、地図中央より左上にあるのが「ホテル・アゴーラ リージェンシー堺」。
宮崎県との符号があった「風来軒 大阪本店」、大分県との符号があったのが「プノンペン」ですが、いずれも徒歩圏内にて訪問出来る、それこそが宮崎県、大分県を移動し滞在する中で衝撃の「符号」だったのを今回はたった数時間で「リベンジ」出来ると思うと楽しみでしかありませんでした。
しかも、先に堺の地で実食をせず九州の地で頂く事により、「風来軒」は宮崎の加納本店実食から大阪の地で頂ける味わい、「中華さと」の「プノンペンラーメン」は発祥の「プノンペン」の一杯へと戻る訪問実食であり、今回の運びがなければここまで楽しみに思えなかったのは正直な気持ちでした。
まずは大阪府堺市が誇るオリジナルな一杯が頂ける「プノンペン」。
1軒目の「プノンペン」到着間近の景色ですが、ソテツが植えられた道路は南国風で、一瞬高知の景色を思い出させましたが、大阪にもこんな光景があるのかと正直驚きました。まだまだ行ってみなければわからないそれぞれの地の光景があります。
そして、ここから2分程で到着。
「うわぁ、とうとう来てもた〜、でも結構静かな場所やねんな〜」
到着は11:11、いや、本当は11:04でしたが、その段階ではまだ開いておらず、少々不審者ばりにうろうろしていました(笑)。
そうして、いよいよ1番手で店内へ、と思っていたのですが、店舗外観を撮影している間に駐車場から先客が1名、2番手でインとなりました。(逆に地元の方の後にイン出来たので良かったと思ってもいました笑)
「いやぁ、大分の中華さとさんの後に来れたんがなんともたまらんわぁ。全国でプノンペンの味わいを頂けるのがこれら2店舗やろ、その元祖にとうとう来れたんやなあ、この導き、順序こそたまらん感じやなあ」
そう思いながら、今回のオーダーは「プノンペンそば焼豚入り」。「プノンペンそば」に肉厚の焼豚がトッピングされた、人気ナンバーワンの品でした。
現在は2代目の平野耕司さんが店主として切盛りされていますが、実は初代の平野耕平さんもいらっしゃいました。
そして、その初代が配達で外に出ようとしていた所、店舗入って直ぐの場所にいたワタシに対し。
「にいちゃん!開けたら閉めてくれるか?」
と声を掛けられた為、
「えっ?開けたまんまでしたか?すみません....」
と言うと、
「いや、開けたら閉められへん(両手にてダンボールを抱える為)から閉めてくれへんか?」
と、にこやかにおっしゃり、「はい〜、(がらがらがら)」と閉めた瞬間は安堵と共に大阪らしさを感じるもので嬉しかったです(笑)。
大阪堺の唯一無二の「プノンペンそば」。
「はいおまたせしました」
そう言いながら2代目が手渡しにてどんぶりを持って来ましたが、その迫力たるや想像を絶するものでした。約25センチはあろう、8寸程のそれに盛り付けられた「プノンペンそば」。
「うっわ、やっぱ写真ではデカさが全くわからんねけどさ、ヤバない?」
それがコチラでした。
「うまそ〜!で、でもやっぱり中華さとのプノンペンラーメンとは見た目ぜんっぜんちゃうな?」
それはあくまで表面的な見た目からの感想でしたが、中華さとの「プノンペンラーメン」もご覧頂きましょう。
器が黒か白かで見える表情は全く異なりますが、しかし似てはいるもののやはり違います。中華さとの「プノンペンラーメン」は末吉店主が大阪堺での料理人時代に「魅了された麺」。それを約3年の月日を経て自らの味へと昇華したものです。
その両方の味わいを知る瞬間がやって来ましたが、一口頂くと。
「うん、スープは鶏ガラベースの醤油で後からピリッと来るけどさ、思ったよりもセロリとトマトが前に出てないねんな。支えになっとって存在感はそれなりにあるけど絶妙やなあ」
中華さとの「プノンペンラーメン」はトマト由来のさっぱりとした酸味とセロリの爽快さを感じる軽快な味わいに美味しさを憶えましたが、「プノンペンそば」は鶏ガラと醤油のスープに奥行きあるトマトセロリで、味わいの組み立てアプローチの違いを感じさせましたが、もちろんどちらも美味しいのは間違いありません。
しかし、「プノンペン」で使用される杓子菜(しゃくしな)は元々日本では栽培が難しい野菜ですが、それにこだわる主役でもあります。
その杓子菜の葉の部分のしんなり感と茎の絶妙なシャキッと感は中華さとで採用されている「青梗菜(ちんげんさい)」とは違い、比較するとこちらの方が優しく馴染みある絶妙な食感バランスがあった様に思われました。(もちろん中華さとの青梗菜の力強い食感、トマトの美味しさも引けを取らないものでした)
そして麺ですが、その存在はあくまで「脇役」というのも「プノンペン」。中太の卵麺を採用されていますが、もっちりした滑らかな食感と共に卵白の風味に膨よかさを感じるナイスバランス。
一般的にラーメン店では麺を啜る「ずずず」という音が響きますが、実は「プノンペン」ではその音が聞こえなかったのはスープの美味しさを堪能し、「杓子菜」を始めとする具材が主役だからこそでしょう。
しかし。
「プノンペンそば焼豚入り」のチャーシューは打って変わっての非常に力強いもの。豚ばらの塊を分厚く刻み乗せられたそれを一口頂くと。
「うっわ!プノンペンそばと真逆のシツコイ位のとろっとろバラチャーシューやんか!」
思わずその対比に驚きと嬉しさを感じ、そのジューシーなしつこさに勝ったのが旨味凝縮、トマト・セロリを使用した爽快さが支えとして機能する奥深い、「プノンペンそば」のバランスの妙だったと感じました。
「いやぁ、これは美味かった....」
今回の流れあるご縁に感謝し、驚きながらリベンジ2軒目へと繋ぎ進みました。
リベンジ2軒目は「風来軒 大阪本店」。
「えっ?堺にも路面電車あったん?し、しらんかった〜」
正直、大阪堺に住む方には申し訳ありませんが、日本全国浅いながら歩くと未だ活躍する「路面電車」は決して少なく無いのも勉強になります。
しかし、兵庫県民のワタシ、「ものグラム」ですら大阪府内にこの様に路面電車があるのを知らなかった....のは反省ですが、ここから徒歩圏内にて直ぐ、今回の「リベンジ」ラスト、宮崎の本店実食からの大阪へと楽しみに進みました。
「おおっ!宮崎の加納本店の立地はなかなか奥ゆかしかったけど、大阪は街の中にどんとあるねんなあ」
「プノンペン」実食終了が11:43、この「風来軒 大阪本店」に到着したのが12:08。
「九州宮崎・大分遠征の縮図やんなぁ、歩いてこうやって来れた喜びって、先に九州行けたからやんなあ」
宮崎の加納本店訪問実食から12日、こうして来る事が出来たご縁は喜び。いざ店内へ、ですが、実は写真を撮る前は店内入り待ちの人気ぶりでした。
風来軒 大阪本店の「とんこつラーメン」と麺(面)と向かう。
「やっと来れた〜。宮崎の雰囲気とは全くちゃう街の中のオシャレ感ある店舗やけど....大阪でめっちゃ人気やん!」
店内は昼のもっとも忙しい12時過ぎでしたが、訪問後さらにその勢いは増し、その味わいを頂こうと待つ人々の多さに驚かされました。
そうしていよいよ。宮崎の加納本店と同じカスタム、麺「バリかた」、スープ「ふつう」、ネギの量「多め」にてオーダー、いよいよそのご対麺の時がやって来ました。
「おおっ!おんなじかも〜!」
宮崎の加納本店で頂いた時と印象は変わらぬものでしたが、よく見比べてみると大阪の方が丁寧に盛付けをされている様でもありました。
一口頂くと。
「うん、やはりコラーゲンと脂分が乳化した美味しさはかわらんなあ、骨の髄から出た風味もしっかり感じるど豚骨。でも若干大阪の方がライトな印象やな」
「バリかたよか普通の方がこの麺では向いとるかな、でもゴワっとしたこの感じも独特で美味いんやけどなあ」
そんな事を思いながら、大阪で頂く「風来軒」の味わいは見事宮崎の本店から受け継いだど豚骨の美味しさをしっかり堪能出来るもので、大阪堺の方々に愛され賑わいを見せているのを確認する事が出来、満足しながら完食しました。
最後は帰路へ。
「いやぁ〜、九州行ってからこうやってこの2軒実食出来たけど、それがないんとあるんでは全く違うもんになったなあ、先に九州で実食出来たんはめっちゃ大きかったわ〜」
そんな満足感に浸りながら12:30、メニューは無事終了。帰路へと進みました。
すると。
「なんか味のある公園やなあ、って、ちょい手洗い.....、街の中にこんな立派な公園、ええやんかあ」
そう思いながら手洗い場を発見し中へ。すると、最後にメッセージを発見しました。
「コロナにまけるな」
落書きは決してしてはいけないものですが、なぜか納得しほっこりした気分になるもので、
「そうやなあ、負けたらあかんな!皆んながんばっとんもんな!おっしゃ!」
そう思いながら今回の「リベンジ」を締め終了する事が出来ました。
次回は再び「クルマ旅in宮崎・大分」へ。
はい!以上短時間の「ゲリラ遠征in大阪堺」が終了致しました。短時間ではありましたが、宮崎、大分遠征後のこの大阪堺の時間は物凄く濃厚で満足度の高いものでした。
では、次回は再び時間軸を戻し「クルマ旅in宮崎・大分」の最後へと進めたいと思います。今回の2店舗以外の店舗を実食、そして帰路の時間との戦いはどうだったのか?お楽しみに宜しくお願い致します。
「あぁ、結構力入ってもたなあ....」(笑)