
どうも!こんにちは!ものグラムです。
いよいよ本日は平成最後の日。いよいよ令和に進んで行くのかぁ、皆様もそう思われているかもしれませんが、そう言えば平成最後の遠征が北海道でした。
と言うワケで、今月は主に遠征記事月間的になりましたが(笑)、今回もshopmenfile、店舗の味わいをご紹介させて頂きたいと思います。(ちょうどfileナンバーが偶然にも末広がりのご縁を感じたのが正直なトコロ笑)
今回ご紹介させて頂くのは「麺処 まるはBEYOND」。札幌すすきのの人気店だった「麺処 まるは健松丸」の2代目がオープンさせた店舗で、その後みるみるうちに行列が出来る様になった有名店でもあります。
では、個人的には1年越しの宿題店でもありました、やっと来れた!頂けた!それ、どんな味わい?をご一緒出来ればと思います。宜しくお願い致しますっ!
Contents
「麺処 まるはBEYOND」に到着
到着時は2019年4月11日、12:00。今からが昼本番だろうか、店外に待ちは無く、平日と言うのもあり個人的にかなり助かった訪問。なぜ助かったかと言えば、この日14時から帰路へ向かうと言うのがあり、この後結構大変だったからである(笑)。
それはさておき、今回この店舗の前を来るのは2度目。昨年は後ろ髪を引かれながらスルーさせて頂いた、絶対に次は行かせて頂きたいと思っていた宿題店でもあり、こうしてちょうど1年後に実際に来れた喜びは個人的かなり大きかった。
「麺処 まるはBEYOND」は実は2代目。
この「麺処 まるはBEYOND」は2代目で、店主は長谷川凌真氏。
実は札幌のすすきのエリアにあった人気ラーメン店、「麺処 まるは健松丸」店主、長谷川朝也氏のご子息。
初代長谷川朝也氏は2013年4月に50歳の若さで亡くなり閉店。
まるは健松丸オープン時に人手が足らず父親からのヘルプで手伝いをされ、その当時に「ラーメンを作るのが楽しい」と思っていたそう。そして後、父親に、「弟子入りじゃなくていいから修行するのに親父オススメのお店を紹介してくれない?」と頼んだ所、「俺は癌なんだよ」と言われた。
そこから正式に凌真氏は父親の「麺処 まるは健松丸」に入り、それ以後の食事はラーメンしか食べていないんじゃないかと言う程ラーメン店を食べ歩き、それをどう作って行くかを勉強する日々。
そして2013年12月15日に若干22歳にして「麺処 まるはBEYOND」オープン。
しかし先代の超濃厚な味わいを作るのは自分の人生では無いと思い、自分のやりたい事をやりたい場所で1から見つけ出し実行しないと他のラーメン店主と同じ土俵に立てないと思い、すすきのの店舗を閉め、現在も営業のこの豊平区に店舗を構えたそうです。
ちなみに、まるはBEYONDの屋号は、「BEYONDとは超えると言う意味、自分の名前が凌真で、凌ぐ、凌駕する意味。親父の『まるは』をどうにかして時代に飲み込まれない様に親父がしていた時代を超えていかないといけない」という意味があり決めたそうです。
しかしオープン後からみるみるうちにその味わいに魅了されファンが続出、ラーメンWalker北海道2018(2017年10月6日発行)では総合1位を獲得。現在の2019年版では惜しくも2位となったものの、殿堂入りにリーチが掛かっている程で、これはそう簡単には成し得ない快挙でもあります。
いよいよイン。
いよいよ店舗内に入った瞬間、目の前に小さい券売機が待機しており、カウンター席が空いている状態でした。しかし残り席数は少なく、この後店内待ちが出来たギリギリのラインだったと思ったのは個人的(笑)。
今回頂くと決めていたのは中華そば醤油。塩もあり、背脂味噌は先代からの流れを汲む濃厚味噌。つけそばまでラインナップされているのはこの段階から次世代を感じさせます。今思うと中華そば塩・醤油専用茶漬けセットや、トッピングの激辛ホルモン、そしてサイドの味噌チャーシュー丼もかなり気になる.....、う〜ん。ですが、個人的に胃袋と時間のリミットがあり今回は断念。
店内はL字型カウンターで8席、あとは4名テーブルが1つある12席。着席後にどんどん来店し、一気に店内待ちが出来賑やかになりました。
店内入って直ぐの券売機、そしてウェイティングスペースがコチラ。
いよいよ目の前にやって来た、淡麗な一品の着丼。

麺処 まるはBEYOND 中華そば 醤油
中華そば醤油(800円)が着丼。本当に淡麗さが伝わって来る醤油。盛り付けも奇を衒った感が無く、見た目には昔ながらの中華そばを思わせながら、実は今風の繊細さも感じさせる盛り付けが逆に印象的
店主の思い、コンセプトは「毎日食べても飽きの来ない、誰からも愛されるラーメン」で、まさに王道を目指しながら意欲的に限定新味も投入する進化系店舗でもあります。
一見中華そばのオーソドックスを見せながら、実はこだわりに拘った繊細さもこの見た目から感じさせました。
スープについて
この様に若干のコラーゲンの膜を感じさせますが、オイル感はかなり少ない豚骨の清湯。あとはカタクチイワシ等数種類の煮干しで魚介の旨味を加えたスープ。これは楽しみ。
この様に、キラキラしたオイルは煮干油。かなり綺麗に澄んだスープで楽しみにさせました。
一口。優しい甘味を感じる上品なスープ。豚骨ベースだがしっかり魚介も感じられる、上品なのにふくよかな奥の深い美味しさで、特別感やインパクトは決して高くないもののまた頂きたい、毎日食べても飽きないと言うのは十分に理解出来ました。余韻に醤油のビターを感じられたのも美味しかった。
麺について
この中細ストレートで角のある麺、見た事あるなと思っているとやはり個人的に近畿圏に住んでいる事もあり、あっと思ったのがなんと京都の「麺屋 棣鄂(ていがく)」製の麺。個人的には近畿圏で何度も頂いているのもあり、かなり親しみがあった。淡麗系の店舗でもよく使用されています。
やはりかなり滑らかで噛めば素直に切れる麺でつるつると進みます。一瞬北海道に来たと言うのを忘れそうにさせた喉越しの良い美味しさはスープとの相性もぴったりでした。
最後に
北海道で徐々に増えて来ている淡麗な味わいですが、まだまだ少数派。
しかし今後は提供店も増えて行くだろうなと感じさせましたが、実は2017年には2号店をオープンさせました。その名は「麺処 まるはRISE」。貝出汁をメインとするラーメンを提供されており、そちらも非常に楽しみです。
今回は決してインパクトが強い訳では無い、毎日食べても飽きの来ないラーメン、地元で愛される一杯をを提供されているのを実感出来ました。
札幌市豊平区中の島1条3-7-8