
どうもっ!ものグラムです。
今回はラーメンではありませんが、全国的にも認知度はそこまで高くないだろう「ぼっかけ」の「焼きそば」が頂ける、あのトリドールが経営する「長田本庄軒 イトーヨーカドー明石店」に訪問させて頂きました。
今現在全国にたった12店舗しかないトリドール系列としては決して多く無い展開の「長田本庄軒」ですが、今回訪問のイトーヨーカドー明石店は実は平成16年9月にオープンした1号店。15年以上営業されている元祖なんです。
では!今回はその1号店、原点の店舗で頂く「ぼっかけ」の「焼きそば」、どんな味わいなのか?そもそも何をオーダーしたのか?他には何処に店舗あるん?その辺りをしっかり見て参りましょう。宜しくお願い致します!
Contents
「長田本庄軒 イトーヨーカドー明石店」に到着
「長田本庄軒 イトーヨーカドー明石店」店舗外観
到着は2020年、令和2年初の元旦の1月1日、10:40。個人的にこの冬を越える為の上着が欲しかったのと、運良く両親もペット用品の福袋を買いに行くと言う事でイトーヨーカドー明石店へ(かなり個人的ですみません笑)。
実家に帰る事無く両親とも挨拶が出来、おまけに上着も買って貰った至れり尽くせり(おまいいくつなってん笑)の後、ひとりでの到着です。
という事は、令和初の元日の初実食はなんと「ぼっかけ焼きそば」。地元民らしくて良いのですが、個人的にはまさか?(全く予定していませんでした笑)の実食でもあり、今回この店舗での実食も初。
地元こそ灯台下暗し、逆になかなか行く機会が作れず、今回何気にふらっと立ち寄り実食を決めたのが本当の所です。実は原付バイクで10分以内の超地元のこの店舗こそが「長田本庄軒」の1号店となります。
「長田本庄軒」とは?
株式会社トリドールジャパン(平成29年に株式会社トリドールから商号変更)が平成16年9月にショッピングセンターのフードコート店向けの新業態の「焼きそば」を提供する店舗としてオープンさせたのが今回の店舗。実は兵庫県明石市が1号店なのは意外と知られていないでしょう。
今現在では世界中に店舗を展開する大企業となりましたが、実は昭和60年(1985年)に焼鳥居酒屋「トリドール三番館」を兵庫県加古川市で創業した元居酒屋でした。
あと、麺に関してですが、あの丸亀製麺は平成12年11月にセルフうどんとして兵庫県加古川市に1号店である「丸亀製麺加古川店」を開店し、それが今では全国区、そして海外にも店舗を拡大しているのは皆様もご存知でしょう。
さらに平成29年12月には兵庫県姫路発の人気豚骨ラーメン店、「ずんどう屋」を運営する株式会社ZUNDをグループ化したのは個人的には衝撃でした。
現在この「長田本庄軒」は全国に12店舗展開されています。東京立川市のエキュート立川エキナカEAST店、千葉はパサール幕張上り店。岐阜県本巢市のモレラ岐阜店、大阪はイオンモールりんくう泉南店、京都はイオンモール京都桂川店。
兵庫は神戸の三ノ宮センタープラザ店、同じく神戸のハーバーランドumie店、今回ご紹介のイトーヨーカドー明石店、そして姫路市のイオンモール姫路大津店。
後は広島県のイオンモール府中店があり、九州は熊本のイオンモール熊本店、最後は富山、イオンモール高岡店となります。
では、実際にオーダーと参りたいと思います。
「長田本庄軒」のメニューとは
「長田本庄軒 イトーヨーカドー明石店」店舗外観 その2。調理スタッフに直接口頭にてオーダーし、その左手にあるレジにて先会計をするシステム。
店舗逆サイドの外観ですが、大きな写真と文字がわかりやすく配置され、店舗オススメメニューはイーゼルにて大きく掲げられています。個人的にも初めてでしたが、わかりやすく、逆にどれにしようか...と思ってしまいましたが、焼きそばといえどレパートリーが豊富なのも楽しみのひとつでしょう。
「長田本庄軒」のメインメニューである「ぼっかけ焼きそば」。(画像:長田本庄軒公式HPより引用)
「長田本庄軒」のメインメニューと言えばやはり「ぼっかけ焼きそば」。「ぼっかけ」とは牛スジとコンニャクを甘辛く炊いた「すじコン」とも言われるもので、神戸市長田区のお好み焼き店ではごく普通に使用されていたもの。
なぜぼっかけと言われるのか?ですが、「ぶっかける」の訛りからそう呼ばれ親しまれています。要は何に「ぶっかけ」ても美味しい万能のトッピング、いやそれ自体も非常に美味しいこの地域の家庭料理とも言えるでしょう(ワタシもたまに作ります笑)。
この「ぼっかけ焼きそば」がメインであり軸となるもので、その他にも気になるメニューがたくさんあります。
「ぼっかけオムそば」。ぼっかけ焼きそばをふんわり卵で包んだ、特性オムそば(画像:長田本庄軒公式HPより引用)
コチラは「ぼっかけオムそば」。オムも焼きそばとは相性が良いですよね。コチラもメインメニューとなっています。
店舗をズームしてみると、実際にはこの様にメニューがあります。実はぼっかけ無しのソース焼きそば(豚・げそ・ミックス)から、とろ玉焼きそば、ふわとろオムそば、ぼっかけ3倍の特盛ぼっかけ焼きそばなるものまでありました。(店舗により若干メニューの違いあり)
ぼっかけ玉子モダン、今思うと「行っとったらよかった!」と思うんですが(おそいわ笑)、さらには焼肉カルビ焼きそばという詳細は頂いた方しかわからないだろう謎の一品までありました。
今回、かなりフリーにチョイスさせて頂こうと直感でオーダーしたのが「ふわとろオムそば」。公式HPの「ぼっかけオムそば」とネーミングも仕上がりの写真も違い気になり咄嗟でした(笑)。
では、調理場スタッフにオーダーをし、左手のレジにて会計を済ませ店舗前のウェイティングスペースのイスで待っていると、かなり早い仕上がり、約4分で完成し呼ばれました。
いよいよ「ふわとろオムそば」が完成、カスタムし着皿
「ふわとろオムそばお待たせいたしました〜!はい、お盆をコチラへ、どうぞ。左手のコーナーにてお好きにトッピングして頂きどうぞ!」
完成からの流れとなります。店舗1番左手には箸、コテ、スプーンが用意され、そしてトッピングは紅しょうがでしょう。そしてこの写真左側には特性のスパイス、魚粉、青のりやマヨネーズ、ソースの追加も出来る様になっています。
今回はやはり紅しょうがはマストで魚粉、青のりのみのシンプルカスタマイズにて完成させ、いよいよ着皿となりました。
長田本庄軒 イトーヨーカドー明石店「ふわとろオムそば」
紅しょうが、魚粉、青のりトッピングにて完成させた「ふわとろオムそば(並)」(730円(税込))。実は想像以上にボリューミーで、このお皿もかなり大きいもの。肝心の「長田本庄軒」のロゴが隠れてしまう程。かなり迫力のあるしっかりふわとろなたまご、オムそばの仕上がりでした。
「ふわとろオムそば」実食
では、まずこのたまごのふわふわ具合、そして中の麺、焼きそばの様子をご覧頂きたいと思います。
あ、まずアップからでした(それいるんか?笑)。オムとしてくるんだものでは無く表面積の大きいふわとろたまごが乗った仕上がりと言った方がいいかもしれませんが、ふわとろに仕上げる為かなりのたまごが使用されているのがわかりました。
それを箸でちょいちょいと、いざ中をご覧頂きましょう(今度こそは外しません笑)。
しっかり厚みがあり、黄身も白身も感じられるレアな焼き加減のオム部分は見た目からもその美味しさを感じられ期待感が高まります。
その中には太い自家製麺の焼きそばが露わに。この段階でまだ一口も頂いていないウェイトさせられている身にとって(まず撮影から始まり実食の為笑)、さらにそれがスパイスとなる、でしょう(笑)。
では、まずリフト。
このオムなたまご部分としっかり麺を共にリフトするのは正直難しい(うらがわもうええやろ笑)ですが、なんとかこのふわとろと焼きそばの麺を一緒に出来ました(笑)。
そして一口。
「うっわっ!う、うめえ。」
理屈無く美味しいと思えるのは何よりですが、その内容をお伝えさせて頂くと、まずふわとろのたまごの食感から始まり、麺はかなりコシのある多加水麺でもっちりみずみずしく、ソースの甘味とフルーティな酸味も同時に感じられる決して濃さ、しつこさを感じさせないどんどん進む美味しさがありました。
その陰では魚粉の旨味風味、青のりの風味も美味しく支えとなり、やはり焼きそばとしてのクオリティはかなり高いと感じます。
そして肝心のぼっかけですが、ご覧頂きましょう。
この様に、こんにゃくは小さい四角形にカットされ、牛すじも食べやすく小さくカット。その牛すじを長時間煮込み仕上げていますが、この牛の風味をしっかり感じる事が出来るのもぼっかけ焼きそばの美味しさの特徴でした。
最後に
今回初めての「ふわとろオムそば」を頂きましたが、並サイズでもそれなりにしっかりしたボリューム感があり食べ応え満点でした。
しかし味わいについては、しつこさを全く感じさせず、ソースの美味しさ、牛すじの風味と存在感、ふわとろのたまごの一体となる美味しさが感じられ満足でした。人気の秘密が理解出来た様に思います。
気になられた方でもし近くに店舗があれば、是非頂いて欲しい一皿でした。大満足。