
どうも!ものグラムです。
今回は本日実食したばかり、筆者であるワタシものグラムの地元、神戸エリアからの新店、「METRO RAMEN」のご紹介です。
実は地元(職場)ながら約半年間気が付かなかったんですが(笑)、神戸三宮センタープラザ地下に2019年3月7日にオープンした店舗で、神戸では大変珍しい(皆無だと思いますが実際に詳細を調べた訳ではありません)、京都の国産あい鴨ブランド、「京鴨」を使用したラーメンを提供。
店主の原氏は昨年10月まで、兵庫県加古郡播磨町にて「うなりや(唸屋)」を経営しており、今回兵庫県の都市部である神戸、三宮に新たなムーブメントを起こす様にオープンされました。
では!どんな店舗?めっちゃオシャレ?その味わいは?楽しみに見て参りましょう!
Contents
「METRO RAMEN」に到着
「METRO RAMEN」店舗外観 その1
到着は2019年11月14日、13:50。実は本日は昼休憩を利用し到着。この界隈は個人的には完全に庭と言ってもいい程ですが、この場所は1年365日あれば1日たりとも通らないかなり入り組んだ通路となっています。立地としてはかなり悪い....かもしれませんが、その分穴場的なスポット、とは言い様かもしれません。
逆サイドからの写真も載せておきますので、ご参考まで。
「METRO RAMEN」店舗外観 その2
隣の店舗はぎょうざ専門店のぼんてん、そして逆サイドはかなり個性の強い喫茶店、「どん底」という店舗があります。もし迷われた際にはその店舗検索をされるとかなりスムーズに来る事が出来ると思います(以上地元発の情報でした笑)。
この界隈ではなかなか見る事の出来ない、スタイリッシュな店舗の外観。外からチラリと見る内装もかなりキレイ。かなりこだわりの詰まった作りですが、一言でいうと「めっちゃオシャレ」。
では、その店舗の空間に身を任せ、それに浸りながら楽しみの一杯を頂きたい所です。いよいよインです。
「METRO RAMEN」店内へイン
「METRO RAMEN」店内。店主のこだわりが詰まり、一切妥協せず作り込まれた感のあるL字型10席。木の温もり&黒とシルバーを基調とした統一感あるモダンでスタイリッシュな世界観は特筆もの。
正直、「うっわ!かっこエエ!」と速攻で感じた内装はこの界隈には無いかなり洗練されたスタイリッシュなもので、特に備品への配慮、そして店主自身のこだわりが大いに感じられました。
ステンレス製の保温ポット、お冷用のカップも2層構造のステンレス製タンブラー、レンゲ、と言っていいのか、スープを掬うスプーン(?混乱笑)。
キッチンも器であるどんぶりをはじめとしたラックがあり、オープンながらに適度な仕切りを感じさせるもので、実際よく見させて頂くと最新式の調理器具。あくまで個人的に「こんな空間、夢みたいやなあ」と思ってしまい没入したのは何を隠そうワタシです(笑)。
それぞれの席に木のカーブが美しい現代仕様のお盆も設置され(銀座の名店「篝(かがり)」の大阪店でも採用されていました)、この空間からラーメン?と思わせると思います。
今まで東京や神奈川のラーメン店にも訪問させて頂きましたが、ここまで洗練された内装を見るのは初めて、もしくは店舗デザインで定評のある神奈川の「AFURI」でさえ、この空間とはいい勝負をするのでは無いか?と、勝手ながら思った次第です。ラーメンどないなってん?ですよね(すみません笑)。
しかしもう一枚、参ります(すません笑)!
空間への店主のこだわりが思いっきり感じる内装でしたが、それ程にきめ細かい店主が作り出す味わいは?と思わせますよね。
それを今から実際にオーダーし、実食へと紐解いて参りたいと思います。(いやあ、ほんま癒された(個人的本音笑))
「METRO RAMEN」メニューについて
実際にメニュー表もありますが、まずは店内入って直ぐにある券売機をご覧頂きましょう。コチラ。
実はメニューも非常にシンプル。次はカウンターにあるメニュー表。
ラーメンメニューは3種類で、定番は「鴨出汁ラーメン」、そして店舗オススメでもあるのが鴨+貝の「貝出汁ラーメン」。そして新定番として打ち出されているのが鴨+豆乳!「豆乳ラーメン」で、価格はどれも均一の800円(現時点の価格です(税込))。
サイドはごはん、鶏チャーシュー丼のみと非常にシンプルな構成でした。あとはビール(瓶)設定があるのみ。
後、麺は低糖質麺(カロリー45%OFF)に変更可能(無料)で、紙エプロン設定もありですが、全ては券売機でオーダーするシステムとなっていました。
今回のオーダーはもちろん、まずは「鴨出汁ラーメン」を頂きたいと。しかしサイドの鶏チャーシュー丼は×マークが点いており非常に残念でした(おそいねん笑)。
では!店内の空間を堪能していると即着丼、いよいよ「鴨出汁ラーメン」とご対麺でした。
METRO RAMEN「鴨出汁ラーメン」着丼
METRO RAMEN「鴨出汁ラーメン」
この仕上がりが「鴨出汁ラーメン」。神戸エリア、いや、兵庫県に広げたエリアでもまず見られない光景でしょう。淡い醤油の色合いに優しさを感じさせる仕上がりに期待感が高まります。
鶏の低温調理、レアチャーが乗り、たまねぎと水菜、黒なるとの乗った仕上がりはこの界隈では全く見る事の出来ない仕上がりです。(兵庫県の尼崎エリアに行くと、「ぶたのほし」という店舗では採用されてはいますが、いやいや、このなるとを採用されてる店舗はそう多くは無いハズ)
クリアな鴨出汁かと思いきや、少々の濁りあるその美味しさとは?非常に楽しみです。では!頂きます。
METRO RAMEN「鴨出汁ラーメン」スープについて
まずはクローズアップ。すると半濁とまでは行かないものの、クリアな純清湯でも無い様子が見た目から感じられました。適度に仕上げ油も浮いた状態ですが、この味わいは正直想像が付きませんでした。
では、わからないからこそ。スープ!
スタイリッシュなステンレス製のレンゲ(?)で掬うと、やはり独特の少々の濁りある仕上がりです。
では一口。
「あっれ?えっ?結構な甘味!」
そう、さっぱりした上品でもあるスープは実はコクもしっかりある想像以上に甘味が前面に来る美味しさで、そこからトッピングのたまねぎから来る風味が「鴨がタマネギ背負ってきた」もので、鴨ねぎの新たな美味しさを感じさせた瞬間でした。
「京鴨」の鶏ガラをふんだんに使用し、さっぱりとしながらも、ふっくらとした甘味、深いコクのあるスープとの事。
たしかにコクもしっかりあり、ふっくらとした甘味と言うのも理解出来る美味しさでした。
丸中醤油醸造醤油をメインに貝・鰹などをブレンドした醤油ダレを合わせた、スープ・タレのどちらも主張しすぎない絶妙なバランスともありました。
出汁、スープは貝や鰹も使用されているそうですが、全てが下支えの様に感じられる旨味で、全体にかなりまろやかな仕上がりなのが特徴です。個人的には鴨を使用したスープなので、醤油のキレが欲しかったかな?と言うのがあくまで好みから感じた所。
しかし他ではなかなか頂けない独自の味わいというのは間違い無く、鴨の新たなアプローチの様に感じる美味しさでした。旨味、コクはしっかりです。
麺について
麺は全粒粉入りの中細ストレート。ツルツルと滑らかに入って来る、風味もしっかり堪能出来る美味しさで、適度な弾力、歯切れの良さが噛むごとにリズミカルな弾みとなって口の中で主張する様な美味しさでした(わかりにくいで笑)。
スープの美味しさ、麺の風味、どちらもしっかり感じられるバランスの良さは秀逸で、実はあっという間の完食でした。
物足り無い方は替え玉(150円)をもう一度インして頂くのもありでしょう。
最後に
今回の「METRO RAMEN」は鴨の新たなアプローチを感じさせた美味しさでしたが、原店主が以前経営していた店舗「うなりや」では貝出汁ラーメン、豆乳のラーメンを既に商品化されており、それらの味わいも非常に楽しみにさせました。またそちらも頂きたいと思いますので、その時は直ぐにご紹介させて頂きたいと思います。
店内空間の居心地の良さも特筆事項。気になられた方は是非。