
どうも!ものグラムです。
今回は京都のラーメンで外せないエリアである河原町で知る人ぞ知る注目のラーメン店、「River Ramen(リバーラーメン)」のご紹介をさせて頂きたいと思います。
2017年12月にオープンしたばかりの新店ですが、この店舗をオープンさせたのがグルメ界では名の知れた「食堂 おがわ」という、食堂という名が付きながらも高級割烹店並みの味と丁寧な接客で予約自体なかなか取れない敷居の高い店舗。
それを聞くだけでもどんなラーメンが食べられる?と、楽しみにさせると思います。
では!実際に訪問させて頂き実食させて頂きました。どんなラーメン?えっ!?ラーメン店?その辺りをしっかり見て参りましょう!宜しくお願い致します!
Contents
「River Ramen(リバーラーメン)」に到着
「River Ramen」店舗外観
一見、ラーメン?と思われる方がほとんどだと思いますが、かなりスタイリッシュでこだわりのあるデザインを感じる外観となっています。到着は2019年8月13日、13:04。
何故どアップでこの「River Ramen」を撮ったかと言えば、引きの写真を撮れない程の立地だったと言うのが正直な所です。
場所は阪急河原町駅から東南に位置する西木屋町通という所で、車も通る事が出来ない道路幅の狭い路地にありました。この先左手に「食堂 おがわ」があり、さらに奥右側にこの「River Ramen」があります。なんとも京都らしい光景に和を感じさせます。
この店舗のデザインは京都のデザイナー、サノワタル氏で(SANOWATARU DEDIGN OFFICE.inc)、従来のラーメン屋のイメージとは全く違う「女性が一人でも入りやすい」空間を作り出しているそうです。外観からその世界観が伝わりますね。
「食堂 おがわ」とは?
この「River Ramen」をオープンさせた「食堂 おがわ」ですが、実は食堂として手軽なスタイルと価格で絶品の料理を提供するカウンターのみ13席の店舗ですが、実は京都一予約を取るのが難しいとも言われる超人気店。
いざ入ると小川店主が作り出す温かい空間にリラックスさせられ、しかし一品一品のクオリティは高級割烹並みの絶品だそう。
あの食べログでは驚異の4.33(2019年8月23日現在)のスコアを叩き出す、実は圧倒的な支持を得る超超人気店と言っても過言では無いでしょう。
その「食堂 おがわ」が新たにラーメン店として出店したのが今回の「River Ramen」。一体どんなラーメンを提供してくれるのか?楽しみになりますよね。
では、いよいよインさせて頂きましょう。
「River Ramen(リバーラーメン)」店内へイン
ドアを開け店内に入るとやはり、さらに思うラーメン店?の光景で、完全にカフェの様な店内。入って直ぐに明るい色目の木製カウンター、正面はキッチンとカウンターがあり、奥右手がテーブル席となっていました。お昼時も少し過ぎた13時過ぎで、店内は2組しかいない、かなり空いた状態でしたが、実はこの後どんどん来客があり一気にテーブル席が埋まり、奥のキッチン対面カウンターも埋まりほぼ満席の状態になりました。
このイスはあのカリモクの新たなブランド、「KARIMOKU NEW STANDARD」製のもので、本当に内装は繊細でかなりこだわったものです。
キッチンの手前の上部壁には黒板でメニューが書かれたカフェの雰囲気もまた素晴らしいですが、実は入って直ぐに券売機がありました。メニューの内容をご覧頂きましょう。
「River Ramen(リバーラーメン)」メニューについて
店内入って直ぐ左手にある「River Ramen」の券売機。メニュー構成は至ってシンプル。
ドアを開け入ると直ぐ左手にあるのがこの券売機。比較的小型のシンプルな券売機です。
ラーメンメニューの基本ですが、他ではなかなか見る事の出来ない独自なもの。
こはく・しろ
と分けられた味わいはラーメン、つめ麺がそれぞれに用意されていますが、一般的にはどんな味わいかはわかりづらいでしょう。
こはくは文字通り琥珀色のスープを指すでしょう、実はしかしこの券売機上に書かれていた張り紙には「しょうゆベースではありません」とあり、さらに「?」を思わせたのは個人的(笑)。鶏と魚介のスープだそうですが、タレは?でした。
そしてしろですが、実は白味噌を加えた味わいでスープベースは豚と鶏。こってり深みある味わいだそうです。
今回は味付けのタレでの命名では無いのがまた他にはなかなか無い分類ですが、今回はまず店舗オススメのラーメンから、こはく(ラーメンこはく(Ramen Kohaku))を頂きたいと思い食券を購入、それを渡しクールダウン(なかなか出来ず汗だく笑)させて頂きました。
後、今回は個人的この日実食3軒目でサイドメニューに手を出す事が出来ませんでしたが、「食堂 おがわ」系列である「からあげ」は実はマストでした。やはりかなり好評でオススメの一品と言えるでしょう(いつか必ず頂かせてください笑)。
そうこうしているうちにいよいよ!目の前に着丼の瞬間がやって来ました。
River Ramen(リバーラーメン)「Ramen Kohaku(ラーメン こはく)」着丼
River Ramen「Ramen Kohaku(ラーメン こはく)」
コチラが「RiverRamen」が提供するこはく、「Ramen Kohaku(ラーメン こはく)」(900円(税込))。
スープの見た目からは澄んだ透明なベースにタレの色合いが琥珀でしょう、黄色く色付いたまさしく琥珀で、醤油ベースでは無いのが不思議ではありましたが、スープだけでなくこのトッピングにも驚かせられました。
踊る鰹節がここまで盛られる光景は他ではなかなか見られないでしょう、そしてチャーシューよりも圧倒的存在感はなんと野菜盛り。一見したばかりですが、ただならぬ存在感をまずは見た目から感じさせる仕上がりに期待感がさらに高まります。
では、いよいよその味わいを頂きたいと思います。
「River Ramen(リバーラーメン)」スープについて
この様にラーメンの仕上がりもカフェを思わせる、デザインとも言える見た目でかなりそそられます。
スープの色合いが透明感がありながらもしっかり付いていますが、実はそれこそこの店舗「River Ramen」のウリでもあるタレのこだわり。
このこはく、しろ共に共通して使用されるタレこそこの店舗の味の決め手で、干し椎茸や鰹、昆布、干しえびやアゴ等、旨味の強いもので仕上げた旨味凝縮の塩ベースのものだそうです。このタレで塩分濃度を調整しているそうです。
可愛らしい木製のスープ用スプーンで掬うとこの様に透明感ある仕上がりが確認出来ます。
すっきりしたキレのある美味しさで、最初からしっかり魚介を感じさせますが、ベースは鶏でとても親しみやすい味わいでした。そして踊る鰹節の風味でさらに魚介感が増し、洋の様で実は和の美味しさをしっかり感じる事が出来る美味しさでした。
この写真ではわかりにくいですが、思いの外仕上げのオイルの量が多く、すっきりと対照的にコクと若干のまったりした美味しさも感じられたのも印象的。女性にもオススメ出来る美味しさです。
後、この器の形状が独特ですが、底部が小さく上部に一気に広がるこのラーメンどんぶりは陶芸家の荒賀文成氏によるもので「一杯のラーメンを丁寧に味わっていただきたい」という想いが込められているそうです。
麺について
このスープにこの麺?と思わせる平打ちのしっかり太いちぢれ麺。この「Ramen Kohaku」は福島のご当地ラーメンである喜多方ラーメンを発展させたものだそうで、この着眼点が他ではなかなか無い独自の味わいになっていると思います。
想像以上にしっかりしたコシ、弾力があり、麺の風味も良く力強い麺ですが、実にスープと調和しているのが不思議。すっきりしたスープの筈なのにスープが全く負けずにバランスが良かったのが素晴しく、見た目以上にしっかりボリュームがあるこの器のマジックにも驚かされました。
最後に
トッピングである野菜は白菜、白ネギ、かいわれで、食べやすく刻まれた白菜が特徴的。シャキシャキの野菜と共にこのスープ、そして麺の一体感は他ではなかなか味わえない「River Ramen」独自の世界観を感じました。
女性にも食べやすく考えられただろう繊細さが随所で感じられ、しかししっかり食べ応えもある力強さもあるのがこの「Ramen Kohaku」でした。
気になられた方は是非、この独自の世界観溢れる「River Ramen」の一杯を頂いて欲しいと思います。