篠田屋 「中華そば」
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どうもっ!ものグラムです。

今回は京都の老舗であり、「知る人ぞ知る」店舗、「篠田屋(しのだや)」をご紹介させて頂きたいと思います。

二大名物のうちのひとつはもちろん「中華そば」ですが、もう一品も絶対に外したく無い、「皿盛(さらもり)」と呼ばれるもので、現段階では「?」と思われる方も多いでしょう。

では!そんな「篠田屋」の空間もしっかり堪能しながら「中華そば」、「皿盛」を見て参りましょう。宜しくお願い致します。

「篠田屋(しのだや)」に到着

京都 三条 老舗 中華そば 皿盛 篠田屋「篠田屋(しのだや)」店舗外観

到着は2020年9月1日、11:23。オープンは11:30でしたのでまだ開いていませんでしたが、この後直ぐに開店待ちの来客がありました。(この後一旦席を外した為2番手3人目となりました笑)

場所は京都の三条エリアで、京阪電車の三条駅8番出口からたった10秒程で到着出来る好立地です。簡単にアクセスを写真入りでお伝えさせて頂きます。

こちらの写真が京阪電車の三条駅ですが、地下から地上の出口に上がる際、8番出口を探すと非常にスムーズに到着します。出口案内の看板が随所にありますのでまずは8番を探します。

8番出口はエスカレーターとなっており、地上出口はご覧の様な景色となっています。このまま進み斜め左に曲がる歩道まで歩くと。

もう目の前に緑色のテント、皿盛の文字がしっかり確認できる提灯が来店を待っています。

二大名物のうちナンバーワンの「中華そば」は赤字にて書かれています。

いよいよ11:30。オープンの時がやって来ましたが、その時点で4組5名の入店、非常に楽しみにインさせて頂きました。

京都・三条の老舗、「篠田屋(しのだや)」、そして「皿盛(さらもり)」とは

京都・三条の地で110年以上、四代に渡り今もなお営業をされている、食の都である京都の老舗中の老舗食堂が「篠田屋」。創業はなんと1904年(明治37年)で、食堂スタイルで100年以上営業されている店舗は実は非常に希少です。現在の店主は粂秀一氏で、妻のみどりさん、店主母親のツギ子さん3人で切盛りされています。

屋号の「篠田屋」は実は店主家系の苗字では無く、元々初代の曽祖父が愛知県篠田村(現:あま市)の出身で、そこから京都の地で始めた際に名付けたと伝えられているそうです。

現在は中華そばをはじめ、うどん、そば、丼等を提供していますが、看板には「皿盛(さらもり)」という、他ではその名前を見る事も聞く事も出来ない、唯一無二の一品を提供していますが、その味わいとは何でしょうか?

実は約30年余り前、この近くに京阪電鉄の本社開発部があったそうで、社員の昼休みに連日通う常連客でもあったそうです。毎日通常メニューを食すうちに閃いたのか、「飯にカツを乗せてカレーうどんのあんかけをかけて欲しい」とオーダー。当時そのメンバーの裏メニューとして定着したそうです。

しかし、当初はどんぶりにて提供する「和風カツカレー丼」の様なものだったそうですが、昼休憩の時間には限りあり。「どんぶりやったら熱いままでなかなか食べ進められん、冷めやすい様に皿に盛って欲しい」とさらにオーダー。

その後、「どんぶり」では無く「皿に盛った」一品を提供し続けましたが、オーダーは裏メニューの為「皿に盛ったやつ」、そして厨房にも「皿に盛ったやつね〜」と通していたそうです。その後それが省略され「皿盛」と呼ばれる様に。

その当時の京阪電鉄の終着駅こそ三条でしたが、その数年後、出町柳(でまちやなぎ)駅まで延びると、今まで常連だった京阪電鉄本社開発部の社員はこの篠田屋に通えなくなりました。

しかしその皿盛は裏メニューだった為、「他のお客さんはみんな知らはらへんから頼まへん、それやったらメニューに書いたらええねや」と、その「皿盛」は表舞台へとデビューを果たし、今では名物として地元はもとより、一部観光客にも知られその味わいに舌鼓され現在に至ります。

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「昭和」では無く「明治」から継承される店内

「あ〜、すずし〜ぃ」

筆者個人的な感想でしたが(笑)、平成から令和へと時代が進むその中は明治から昭和へと受け継ぐ、思った以上に広い空間。今となっては少々小さいかもしれない小上がりの存在からもその時の流れを感じさせます。しかし温かく親しみやすい「安らぐ」空間の様に感じられました。

「篠田屋」メニューについて

「篠田屋」店舗外に看板として掲げられるメニュー。一番人気は「中華そば」であり、「皿盛」にはオリジナルメニュー①とされている。

店舗外に大きく掲げられている「看板メニュー」がコチラ。一番人気はやはり「中華そば」で、その横にはオリジナルメニュー1と書かれる「皿盛」、他には京都ならではの「たぬき」ですが、きつね(お揚げ)の生姜が利いたあんかけは家庭用カップ麺はチルド生麺などでも商品化されています。

「篠田屋」店内メニュー一覧

うどん、そばメニューのラインナップの豊富さもさる事ながら、丼物のレパートリーも非常に多く、更には「かつカレー」、「カレーライス」もあるのがまた「?」かもしれません(笑)。実は「皿盛」は和だしのあんかけカレーですが、「カレーライス」のカレーはじゃがいも等も入った、小麦由来のとろみ付けをしたルウにて仕上げられたものでしょう。(この日かつカレーをオーダーされた来客者に皿盛との違いを説明をされていた際じゃがいものワードを確認しました)

今回の実食&ご紹介はもちろん「中華そば」、そして「皿盛」。店内へ入り即オーダーし、いよいよその配膳の時がやって来ました。

「篠田屋」一番人気の「中華そば」

京都 中華そば ラーメン 篠田屋 三条篠田屋 「中華そば」

「お待たせしました〜」

と配膳、着丼したのは実は4分後。正直驚く速さにて提供されましたが、鶏ベースの綺麗に澄んだスープに中細麺、メンマ、チャーシューが配されその上にはデフォルトでコショウ(ホワイトペッパー)が振りかけられているのも特徴で、昔ながらの王道な「中華そば」のルックスに見惚れます。

その後直ぐに「皿盛」の配膳が待っている為、少々早めに、しかしじっくりと頂きたいと思います。

篠田屋「中華そば」スープについて

脂分をほぼ感じさせない非常にクリアに仕上がるスープに見受けられますが、デフォルトでしっかりコショウが振りかけられているのは驚きでもありました。

今回はレンゲが無しのいわゆる「デッド飲み」の為、まずスープの香りから楽しもうと鼻を近づけると.....。その瞬間から存在感のある美味しい香りが広がりました。

一口頂くと、正直。

「うわっ!芳醇....正直ここまでとは....」

鶏の雑味を一切取り払い旨味香りが凝縮された芳潤な美味しさ。タレの醤油の塩梅も程良いしつこさとは皆無の厚いスープに唸りました。この段階ではまだコショウが混ざっていない為スープ本来の味わいを堪能出来たのも実は計算済み?と感じる程でした。

後半にかけてそのコショウのパンチが加わり味の変化に飽きさせない、それを最初から振りかけ提供されている深さを感じました。(好みにもよりますが、最初からかき混ぜない方がその過程を愉しめると思います)

篠田屋「中華そば」麺について

麺をリフトするとご覧の様に中細の角のあるしなやかそうな表情でしたが、ずん、とした重量感を感じるものでした。

「ああ、コレはしなやかもっちり、エッジあってええなあ」

加水率は少々高めの角のある麺で、もっちりとした弾力がありするする進むスープとの一体感を感じましたが、麺の断面には角がありそのエッジの心地よさこそ美味しさ。麺の存在感も充分に感じられます。

そして麺を啜る際、さらに追って入って来る鶏の芳ばしい香りこそ唯一無二で、バランスの妙の王道ではありながらも個性を感じられる、「さらに病み付き」にさせる美味しさを堪能出来ました。

もうひとつ名物「皿盛(さらもり)」

京都 三条 グルメ 皿盛 和風カツカレー篠田屋 「皿盛(さらもり)」

実は中華そば実食中に配膳、着皿と実質オーダーから約6分後の驚きのハイスピードで提供された「皿盛」でしたが、個人的には逆に「冷めないうちに頂きたい」ものでしたので(笑)、即「皿盛」モードへと中華そばを完食し対峙しました。

カレーうどんの「和だしカレー」そのものをしっかり感じる事が出来る仕上がり。全国でどんぶりにて提供する店舗はあるのは個人的に体験済みですが、やはり洋風とも言える「皿盛り」こそ京都の地ならではの経緯では無かったのか?少々硬く考えてしまいます(笑)が、理屈抜きに美味しそう以外の何者でもありません。

但し、個人的に過去頂いた「和風カツカレー丼」(筆者住まい界隈では何店舗か提供され実際に頂いた経験があります)以上の片栗粉由来のどろっとした粘度は目の前に配されるまで理解出来ないものでしたがかなり強め。

そしてカツは5mm程度の非常に薄く仕上げられたもので、やはり食堂に求められる、「早く提供し早く食べ終わる」仕様にライトに見受けられるものでした。

「うっわぁ....、うっま〜っ!!」

正直、御託以前に正直に感じた美味しさは中華そばもそうですが理屈抜きに美味しいものでした。

和の魚介だしの美味しさにカレー粉、片栗粉にて仕上げられたものですが、やはり非常に片栗の粘度が高くどろっとした仕上がりがご飯、カツとのバランスを見事に捉え仕上がっていました。

だし感をメインにしながらも実はカレーのスパイスの強さが後を引く、決して優しいだけの味わいでは無い辛さと引き締まりを感じさせました。辛さはピリ辛でそれなりの刺激もありましたがそれこそ旨さ、完飲完食となりました。

最後に

今回ご縁があり訪問させて頂いた「篠原屋」。名物の「中華そば」、そして「皿盛」は如何でしたでしょうか?食の都と言われる京都でも100年以上愛され今もなお営業する店舗は実は本当に少なく希少です。

その理由を今回実際に頂き頷けたのは本当に嬉しく満足感あるものでしたが、観光にて京都に来られた際には是非!お勧めです。

界隈には絶景の鴨川もありますし、八坂神社や安井金比羅宮、平安神宮もあります。その旅の道中に頂く中華そば格別なものとなるでしょう。

篠田屋
住所
京都府京都市東山区大橋町111
TEL
075-752-0296
営業時間
11:30〜15:00(木〜金)
16:30〜18:00(日〜水)
定休日
土曜
MAP

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