
どうも!こんばんは!ものグラムです。
今回は三重遠征から、四日市で人気の無化調の中華そばが頂ける「中華そば らんまん」のご紹介です。
あの「ラーメンWalker東海2019」の「ラーメンWalkerグランプリ」で総合部門2位に輝いた店舗でもあり、動物系+和風ダシの無化調ダブルスープの美味しさは唯一無二の美味しさと好評だそうです。オープンは2008年4月。
では!なんとか豪雨の中たどり着き頂いて来ましたので、どんな味わいか?しっかり頂き見て参りましょう。宜しくお願い致します。
「中華そば らんまん」に到着

「中華そば らんまん」店舗外観
訪問は2019年7月22日、10:38。この「中華そば らんまん」はラーメン店では珍しい10:40オープンですが、到着時にはもう既にオープンされており先客1組2名の後でした。評判の人気店なので開店待ちがあるかと思ったんですが、平日の早い時間帯で大雨と言うのもあったからかもしれません、この日はかなり静かなオープンだった様です。
個人的ですが、近鉄四日市駅まで約4時間半、そしてそこから「四日市あすなろう鉄道」に乗り、日永駅から歩くその道のりはピークの大雨で汗と水でびしょ濡れのやっとの到着でした(それいるか?笑)。(ちなみに、本当は西日野駅が最寄り駅ですが、スムーズに乗り継ぐ事が出来ず日永駅から歩いた次第です)
【参考】一応参考としてコチラに来る迄の道のりを記した遠征記事は↓コチラです
いよいよ店内へ。楽しみに入ります。
まずは券売機、メニューについて
「いらっしゃいませ〜!」
店内に入ると静かでしたが、店主と女性スタッフ2名でほのぼのとした温かみのある空間に感じられました。
まずは店内に入り右手壁面にある券売機にて食券を購入です。
基本は中華そばの醤油、そして塩で、昼のみつけ麺も用意されているラインナップ。後はサイドメニューにはライス、チャーシュー丼(小)がありますが、店舗オススメは「らんまんのお茶づけ」だそうで、中華そば(醤油)とらんまんのお茶づけのボタンには星のシールが貼られており、「おすすめ&一番人気の醤油とお茶づけは2箇所☆をポチして下さい。」とありました。
う〜む。今回は個人的にかなり悩んだんですが、今回2泊3日の超実食遠征だったのもあり、それに怯えお茶づけは断念....今思えば頂いておけば....でしたが(笑)、今回は一番人気の中華そば(醤油)を頂こうとオーダー。ピッとしました。
店内の雰囲気
この様にカウンターとテーブル席が設けられており、後は店主の直筆のメニューと、それ以外にも直筆のメッセージが沢山貼られていたのも印象的でした。
この1枚からも店主の気持ちがぐっと伝わって来ますよね。今ではパソコンで簡単に文字をタイピングしプリンターで綺麗に整った張り紙を作る事が出来るご時世、1文字1文字に宿る店主そのものを感じる事が出来るこのアナログこそがダイレクトに来ます。
しかも120円設定はもうサービスにしか感じられない価格設定でしょう。ネギ・のり・わさび・焼チャーシューコマ付。正直頼んでおけば良かったかなあ?実は結構葛藤したんですが(笑)、また次回の楽しみとしておきましょう。
先ほどのパソコン云々言った後ですが、この様にしっかりそのパソコンで作られたメニューはこの様にカウンターに貼られています。しかしやはりココでも補足として店主のメッセージが直筆で書かれ修正?されているのも店主らしさと温かみを感じさせます。
その間に食券を渡して待ちの状態でしが、いよいよやって来ました。では見て参りましょう。
「中華そば 醤油」着丼

中華そば らんまん「中華そば(醤油)」
動物系(鶏+豚)+和風だしの仕上がりはオイル感も低く本当にそばを感じさせましたが、トッピングのチャーシューは表面がこんがりと、上にはブラックペッパーが振られ、メンマも独特な整ったブロック的、ネギと海苔もオンされた一見は普通、しかしよく見るとかなり個性的なものでした。
店主は独学でこの店舗をオープンさせたとの事です。その個性が光るまずはルックスから期待感が膨らみました。
スープについて
まずはアップから。この見た目からは和風だしがしっかり出ている印象が強かったです。
レンゲで掬うと綺麗な醤油とだしの色合い。
一口頂くと、醤油からの酸味と共に広がる魚介感があり、動物系の旨味は支えに感じられる程しっかり出ていました。しかし魚介系は繊細でもあり、それが活きる動物系とのダブルスープのバランスは絶妙で、動物系の風味とまろやかさを感じながら醤油のキレと酸味がそれら動物系の強い部分を相殺した様で、途中からは本当に和だし、うどんそばの様なつゆ的な感覚もあったのが不思議にも感じられました。
そんな味わいは日本人ならばすぅと自然に入って来るでしょう、自然な感覚ですがやはりラーメンです。主張は決して弱くは無くしっかりした味わいなのに優しさを感じるのが絶妙のバランスだと感じました。この味わいには七味が欲しい、と思うとカウンターにそれがしっかり置かれていたのにもニンマリ(笑)。やはり。と思いました。
スープについて
この様に中細のストレート。
仕上がりは若干柔めでしたが、しっとりと滑らかに入って来る感覚も和そばに近い感覚の様に勝手ながら感じられました。
優しいのにそれぞれにしっかり主張がありそれを感じる事が出来る、そんな各素材が活きているバランスの良さが最大の魅力に感じられた一杯。
最後に
トッピングにも触れておきます。
このしっかりしながら和風だしがしっかり出た美味しさに、まずネギの風味も負けずしっかり感じられ、このチャーシューの表面の炙りのカリッとした食感、しかしその層、皮の中はトロッとジューシーでその香ばしさが素晴らしく、海苔の風味もしっかり活きていたのはやはり。このスープがあるからこそだと思いました。
後、メンマは食べ易さを考えた独自のカットで、通常は繊維方向に従って細長く仕上げられるのが一般的ですが、この店舗のメンマはその真逆。繊維と垂直に長方形に整えられたのは全て繊維が真横で噛めば直ぐにざくっとした食感を得られ、ありそうでない食感に仕上がっており、それぞれに技が光るのを感じた一杯でした。
しかし、至る所に繊細な店主は和やかで優しい雰囲気があり、スタッフと共にアットホームな空間を作られていたのが印象的でした。
「嗚呼、美味い。」
また次は是非とも塩、そしてお茶づけを頂きたいと思った訪問でした。