中華そば 坂本「中華そば(並盛)」
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どうも!こんばんは!ものグラムです。

今回はshopmenfileから、岡山の笠岡市にある「中華そば 坂本」をご紹介。

笠岡のこの中華そばは現在「笠岡ラーメン」と呼ばれるご当地ラーメンに当たりますが、その歴史は意外と長く、現在もその特徴的な笠岡ラーメン、「中華そば」が頂けます。それこそが今回の店舗ですが、笠岡ラーメンとは何?から、「中華そば 坂本」とは?実は以前関東でも食す事が出来た?迄、じっくり参りたいと思います。

では!ご一緒宜しくお願い致します。

「中華そば 坂本」に到着

【岡山】「中華そば 坂本」店舗外観 その1

「中華そば 坂本」店舗外観 その1

 

訪問は2019年5月15日、10:32。個人的ではありますが、兵庫県明石市から在来線で3時間弱でJR笠岡駅に到着後、駅からは徒歩5分圏内にあり直ぐに到着。実はこの界隈で唯一朝9時半から営業しているのがこの「中華そば 坂本」。朝ラーが出来るのは大変ありがたく、現地でも利用されている方が多いと思います。

【岡山】「中華そば 坂本」店舗外観 その2

「中華そば 坂本」店舗外観 その2

 

逆サイドからもう一枚、周りの景色に溶け込んでいるので、初めての訪問ではあれ?と思うかもしれません。決して目立った存在では無く、ごく普通に一軒のラーメン店、中華そば専門店として構えられています。しかし、この店舗は全国のラーメンフリークや、そうで無い観光メインの方にも是非味わって欲しい一杯が此処にある、と言ってもいいでしょう。(ワタシも今から初めて頂くんですが...(アカンがな笑))

岡山県笠岡市、「笠岡ラーメン」とは?

岡山県笠岡市とは?

場所は広島県との県境、福山市の隣にある岡山県西端にあるのが笠岡市。総人口47,970人(2018年10月1日現在)。福山都市圏を構成する都市のひとつであり、福山市と文化的、経済的に非常に深い結び付きがあります。

風光明媚な大小31の島々からなる笠岡諸島を含む井笠地方の中核都市で、天然記念物「カブトガニ」の生息地として有名。世界でひとつしかない「カブトガニ博物館」があり、展示はもちろん、研究も行われています。

また、笠岡商工会議所青年部(笠岡YEG)、「ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト推進委員会」が設立され、笠岡ラーメンマップの製作・配布等、笠岡ラーメンを広める取り組みを積極的に行っており、メディア等でも取り上げられ徐々にその知名度は高まりつつあります。(「ラーメンのまち笠岡」(笠岡商工会議所 ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト推進委員会)

笠岡ラーメンとは?

笠岡ラーメンを簡潔に説明すると、「鶏ガラスープの醤油ラーメン」。しかしそれだけでは「ご当地ラーメン」と言われる事は無く、実は全国的に見ても非常に特徴的なラーメン。

その特徴は、タレ、スープ、チャーシュー、脂全てが「鶏」のみで作られている、いわゆる「純鶏」ラーメン

そしてさらにその「鶏」は、短期間で出荷される「若鶏」では無く、のびのびと育てられた「親鶏」と決まっているのが何よりの特徴。

鶏ガラをじっくり煮込んだ淡麗なスープにブレンドしたした醤油を煮込んだタレ、煮込んだ鶏肉を使った鶏チャーシュー、そして上質な鶏油(ちーゆ)、そして斜め切りの青ネギも香りが引き立つ様に考えられた、他では頂けない味わいなんです。

笠岡ラーメンの歴史

笠岡ラーメンの歴史は戦前にまで遡ります。その当時からすでに十数か所の食堂で「中華そば」として提供されていました。

その背景には、笠岡には最大300県の養鶏場があった、そして鶏肉専門の精肉店も多かった事が大きく、排卵を終えた老鶏、「かしわ」が安価で大量に手に入れられたのが大きかったそうです。この井笠地区の鴨方では備中手延べ麺などの製麺業が盛んで麺文化に馴染み深く、この安価に入手出来る食材を利用し、地元民に馴染み深く気軽に食べられる料理として「中華そば」が生まれたと言われています。

その中で戦前に創業した「斎藤」(現在は廃業)は、笠岡のラーメンに大きな影響を与え、笠岡独自のラーメン文化が誕生したと言われています。

現在は約30店舗以上で「笠岡ラーメン」が提供されていますが、ラーメン店だけで無く洋食店、レストランでも提供されています。

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「中華そば 坂本」とは

笠岡ラーメンの源流最古の店と言われているのが今回訪問させて頂いた「中華そば 坂本」。創業は昭和33年(1958年)で、初代の坂本勇氏は鶏専門の精肉店を経営。その隣で奥様が中華そば屋を始めるに当たり、勇氏が独自に作り上げた味。

現在は2代目である坂本英喜氏が後を継ぎ、今も尚引き継がれたここでしか頂けない笠岡のラーメン「中華そば」が頂ける店舗。

実はあのラーメンの博物館、「新横浜ラーメン博物館」(ラー博)では、2010年3月、”首都圏においてまだ紹介されていない、地域に根ざしたラーメン文化をもつエリアの店舗を期間限定で紹介する”企画、「Discover郷土ラーメン みんなのふるさとラーメン第三弾」で首都圏初として出店した実績があったのは意外と知られていません。(実は個人的にもかなりビックリしたのは正直な所です)

ちなみに、この「中華そば 坂本」で修行した「一久」、さらに「一久」で修行した「いではら」等が笠岡ラーメンの味を継承し守っています。

いよいよ店内へ

まだ昼時では無かったのもあり、先客2名で静かでした。なんとも言えない昭和の光景がこの店内に広がり、令和初の遠征を一瞬忘れさせる光景が逆に味わいがあって良いなあ、とこの空気感に浸りました。

この写真奥に見えるお品書きはなんと中華そばの並盛か大盛のみ。今回は並盛をオーダー、しばしゆっくり待とう、そう思っていると。

えっ、もう?着丼

【岡山】「中華そば 坂本」中華そば(並盛)600円(税込)

中華そば 坂本「中華そば(並盛)」

 

実はこの「中華そば 坂本」、店主の心がけとして約1分程度で提供するのがモットーだそう。「えっ?もう?」と言うのが正直に驚きでした。個人的に慌てる(笑)。

改めてしっかりこの中華そば「笠岡ラーメン」と対峙します。「中華そば(並盛)」600円(税込)。淡麗な醤油の中華そばですが、どどんと乗った鶏チャーシューは親鶏。他では見る事が出来ないルックスでしょう。もちろん斜め切りの青ネギ、そしてメンマ。麺はストレートで綺麗な線が描かれている、もはや芸術を思わせる仕上がり、に感じられましたが、この地ではごく普通に親しみ愛される庶民の味でもあります。

堪らない瞬間でしたが、正直思った以上に速攻の着丼で、気持ちが間に合っていない感がありながら(笑)、いや、今からしっかり頂きます!と真剣モードに入りました(笑)。

スープについて

この様に、鶏油(ちーゆ)の輝きと醤油のしっかり濃い色合いが美味しそうで、かなり澄んだスープです。濁らない様に作るには弱火でじっくり煮込み旨味を抽出する手間の掛かるものですが、見事な仕上がりです。レンゲは無し、ダイレクトに両手で丼を傾け口に注ぎます。

「おわっ!!」

まず思いっきり感じられる鶏ガラからの風味で、一見マイルドな丸い感じを感じさせながら、醤油のキレとコク、そして余韻にビターを感じられる醤油が際立つ美味しさ。醤油の為に作られた様に感じさせる、現代進化系の醤油に全く引けを取らない淡麗な味わい、上品なのにそれなりに力強い美味しさを感じさせました。

純鶏のスープってこんなにも美味しいのか?この笠岡の地域ではごく普通に親しまれている味わいですが、そのクオリティの高さは想像を遥かに超える深さがあり、特に醤油使いの極みを感じたのは個人的。醤油がかなり活きた様に感じられた美味しさは絶品でした。

麺について

かなり綺麗にまとまったストレートは低加水の細ストレート。地元笠岡で評判の高い丸新麺業と言う麺メーカーで150gの麺量。

やや硬めにゆで上げられた麺は芯がしっかりあるもっちりとしたもので、適度な粘りもありながらするすると入って来る風味豊かな麺で、これはウマい、としか言えない相性でした。

トッピング、具材について

実は青ネギの斜め切りはかなり風味を感じられたのはやはり大きいポイントでしょう、ここまでしっかりネギの主張があったのは嬉しい驚き。

そして親鶏のチャーシューはコリコリと言える食感で正直硬いですが、噛むとジュワッと旨味が感じられ堪らない美味しさ。青ネギと一緒に頂くとさらにカモネギに近い相性の良さが感じられ、計算され尽くされた様なバランス感がごく普通にオーダーから瞬間で着丼され頂けるのは奇跡的と言ってもいい程、この店舗ではごく普通に提供されている驚きがありました。

最後にまた驚きが

時間にすると一瞬の約10分間でしたが、十分に堪能出来た濃い時間でした。

しかし、最後に会計とカウンターに向かった先、さらに驚きの光景があったのがコチラ。

「勝手に精算機」とあり、実は精算もセルフというシステム。2代目店主は提供を終え椅子に座りコチラを眺め、「ありがとう」とにこやか。そこで精算してねとばかりで、用意していた百円玉6枚をそっと置き、ごちそうさまでしたと後にしました。

実はこの「勝手に精算機」で日々の誤差は滅多に無いそう。客との信頼関係というか、心の距離が一段と近くなる様なオープンなシステムこそ、この「中華そば 坂本」が愛される一番では無いか?そう思えた瞬間でした。

今後もこの笠岡の味わいを後世に繋いで欲しいと本当に思わせたこの地独特の美味しさが堪能出来た様に思います。観光でこの近辺に来られる際は是非!と自信を持っておすすめ出来る店舗でした。

中華そば 坂本
住所
岡山県笠岡市笠岡中央町34-9
TEL
0865-63-6454
営業時間
09:30〜14:30
定休日
日・木曜
MAP

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