
どうもっ!ものグラムです。
今回は東京エリアから、ご縁を頂き訪問させて頂いた店舗、「らーめん曳舟」の「濃厚鶏塩らーめん」をご紹介させて頂きたいと思います。
曳舟(ひきふね)エリアはスカイツリーに近い場所(徒歩では少々遠いですが笑)で、個人的には本来訪問予定の無いエリアでした。しかし急遽予定を変更し導かれる様に歩き到着し、実食も済ませた感想は、「是非もう一度頂きたい」と思わせるものでした。
では、どんな店主なのか?元カレー屋さん?なぜラーメンを?その辺りも踏まえながら見て参りましょう!宜しくお願い致します!
Contents
「らーめん曳舟(ひきふね)」へ到着
「らーめん曳舟」店舗外観。非常に狭い路地を進んだ一番奥にある場所は決して良い立地では無いが、知る人ぞ知るこの佇まいに到着時「ニンマリ」してしまうものグラムだった(笑)。
到着は2019年10月9日、13:24。実はこの日1軒目の実食で、何故にここまで遅くなったのか?はコチラ(東京遠征記事。気になられた方は是非ご覧下さいませ)。
実は今回は下調べ等全く無しで、個人的にラーメンの完成写真をネット上で見つけた時に即決定させた程、その仕上がりのビジュアルの独自性と完成度の高さを感じさせました。
地図で調べながらでも思わずその路地を通り過ぎてしまう程、その細い路地を奥へと進み右手に見えた到着は喜びもひとしお。しっかり営業もされておりホッとさせました(個人的に笑)。
逆サイドから「らーめん曳舟」店舗外観 その2。平日というのもあり、この曳舟エリアは全体に静かに感じられた。
平日でこの時間帯というのもありかなり静かでしたが、少食奥まった場所にあるのが個人的には堪らない空間でもあり気分はかなり高揚していました(笑)。では、いよいよ入店!の前に、店舗前に掲げられているメニュー、そしてこだわりについて書かれたボードがありましたので、それらもしっかりご覧頂きましょう。
「らーめん曳舟(ひきふね)」とは
店主は山田克俊氏で、以前はなんと「カレー店」を営んでおり、千葉県木更津の老舗人気有名店「山麓カレー」(創業1976年)での修行をされていたそう。2009年開業の「築地スパイス山麓」では店長として勤務。
2011年4月11日に独立を果たし、曳舟エリアで「カレーダイニング山小屋」を開業。しかし都市再開発の為に撤退を余儀なくされ2016年8月で閉店。
約5年半の間カレー店として活躍するも、その頃から「いつかラーメン店をしたい」と言う思いが強かったそうで、数店舗のラーメン店で修行をした後、2017年7月24日、この場所にて「らーめん曳舟」を開業されたそうです。
カレー店を営業する間もラーメン店を食べ歩きしていた山田店主。その想いがいよいよ現実のものとなり、日々研鑽しながら現在で約2年間営業をされている店舗だと言うのを知りました。
そのラーメン愛ある山田店主が作り出す味わいはどんなものか?楽しみにさせますよね。
「らーめん曳舟(ひきふね)」メニューについて
まず店内に入る前にボードが貼られていました。そのメニューからご覧頂きましょう。
「10月のおすすめトッピング ☆兵庫県産 のり5枚 ¥120」
とありましたが、その時の驚きは個人的に半端ないもので、兵庫県から来ました、そして兵庫県の海苔で有名な場所は明石市で、我が住まいドンピシャ(笑)。
そのご縁にまずビックリしたんですが、気を取り直しメニューへ。
濃厚鶏しょうゆらーめん、濃厚鶏塩らーめん、濃厚鶏みそらーめんと、メインが鶏白湯を扱っているのがわかります。そしてあっさり系は清湯でしょう、しょうゆらーめん、塩らーめん、あっさりみそらーめんとあり、そしてつけ麺設定までありました。
あとはトッピングと一品物ですが、居酒屋としても機能しており、ねぎチャーシューをはじめ、せせりポン酢、枝豆(茶豆)、ねぎワンタン、自家製スモークチーズ3切等、ビールと共にまったりと過ごしたい気分にもさせました(笑)。
もう一枚のボードには、濃厚鶏らーめんスープ、そしてらーめんスープについてのこだわりが書かれています。テキスト化致しましょう。
とあり、最初から解説されているのも好印象です。では、いよいよ店内へ、メニュー最後は券売機です、ご覧頂きましょう。
一番上の左からがデフォでしょう、濃厚鶏しょうゆから始まり、次に塩、みそが右に続きます。今回は13時を過ぎながらこの日1食もしていなかったのもあり、「煮豚めし」をチョイス。らーめんチョイスは......、個人的に非常に珍しいだろう塩。(笑)
いや、今回は鶏の旨味そのものを堪能したいと言う強い思いがあり、店舗売りの醤油では無く塩で頂いてみたいと思い決めました。
「らーめん曳舟(ひきふね)」店内の様子
縦に長いL字のカウンターのみでしたが、意外と広く感じられました。先客は1名でしたがほぼ貸し切り状態で挑めました。集中して頂けそうです。
入って直ぐの左手の壁面には店主がモデルとなる絵が印象的でしたが、この絵は料理の師匠から贈られたものだそう。師匠からこれ程までに手の込んだ絵をプレゼントされるとは、その師の心を掴んでいるからこそでは無いでしょうか?
温かさを感じさせながら、いよいよオーダーした一杯が目前に着丼されました。
らーめん曳舟(ひきふね)「濃厚鶏塩らーめん」着丼
らーめん曳舟「濃厚鶏塩らーめん」
今回ご縁のあったオンライン上のラーメン写真から即決させた仕上がりが目の前に、それがこの「濃厚鶏塩らーめん」(820円(税込))。
白濁はしているものの、クリアな清湯感も残された様な仕上がりで、何よりも黄金の色合いが堪らないと感じさせました。
刻みたまねぎ、2種のチャーシュー、そしてなると。現在進化系の鶏白湯に昔ながらの要素も感じさせる盛付けに何よりも惹き付けられたのが今回でした。白湯となると若干褐色になるのが鮮やかな黄色味を帯びているのも個人的に訴えかけられたビジュアル。その味わいやいかに?
いよいよ楽しみに実食させて頂きたいと思います。
らーめん曳舟(ひきふね)「濃厚鶏塩らーめん」スープについて
黄色の正体は鶏油でしょう、そして白湯の感じとしては半濁を感じさせます。
では一口。「おおっ!これは旨い!」と思わず声が出てしまいそうになった美味しさは、まろっとしたコラーゲン質を感じさせながらもさらっとしたスープで、確かに旨味は濃厚ながら飲みやすさ、食べやすさも感じさせる絶妙なバランス。
しかし、かといって物足りなさも無いしっかりした鶏の旨味、そして野菜からの自然な甘味、余韻にかけて優しく香る魚介の美味しさは堪りません。
この魚介感がしつこさを感じさせず、そして飽きずに頂ける絶妙な仕掛けで、決して強過ぎない繊細な美味しさだったのが印象的でした。
麺について
麺は艶やかな黄色身を帯びた麺でみずみずしく美味しそうです。
やはり滑らかにつるつると入り、もっちりとした弾力、適度な粘りがありながらも歯切れの良さがあり、しっかりスープに絡み入って来る美味しさは素晴らしかったです。風味も良く角のある食感も元気で美味しかったです。
最後に「煮豚めし」
コチラが「煮豚めし」(370円(税込))ですが、赤味がメインの仕上がりでした。
さっぱりとした優しい味付で肉本来の美味しさを感じる事が出来美味しかった。そこに残ったスープを口に流し込み頂くとさらに美味しく(見た目は良く無いかもしれませんが笑)、最後の一滴まで全て美味しく完食。
最後に
旨味しっかりの濃厚さは決してしつこさや脂っこさでは無い、鶏と野菜、そしほのかに香る魚介の見事なバランスが光る「濃厚鶏塩らーめん」を提供する「らーめん曳舟」。
食べ終わった後に素直に「美味しかった」と思えた、濃厚なのにあっさりにも感じられる美味しさにただただ驚かされました。
気になられた方は是非、この「らーめん曳舟」の鶏白湯、頂いてみてはいかがでしょうか?オススメです。