アロチ本家 丸高中華そば「中華そば」
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。どうも!こんばんは!ものグラムです。

今回は先日の和歌山遠征から1軒目の訪問、和歌山ラーメンと言えば絶対に外せない店舗、「アロチ本家 丸高中華そば」のご紹介をさせて頂きたいと思います。

今現在の和歌山ラーメンシーンは新店舗も増え新たなラーメンも生まれている外せないスポットのひとつですが、ご当地ラーメンとしての火付け役としても一役を担い、後にご当地ラーメンブームが訪れたのも記憶に新しい所です。

しかしその歴史は戦前にまで遡る程、長きに渡り地元民に親しまれ定着した味わいでもあり、その元祖と言われているのが今回の店舗。

では!和歌山ラーメン?アロチ?丸◯?寿司?その辺りを実際に見て参りましょう。ご一緒宜しくお願い致します!

「アロチ本家 丸高中華そば」に到着

和歌山ラーメン 車庫前系 元祖 元祖和歌山ラーメン 丸高中華そば 高本英一

「アロチ本家 丸高中華そば」店舗外観

 

この時2019年、日が変わった7月10日、0:16に到着。今回は夜からの遠征移動で9日22:30に和歌山駅に着きホテルへチェックイン、記事アップ後に夜の部実食として訪問させて頂きました。前回の和歌山は約1年7ヶ月前で、その時も候補に入っていたものの知識が無く昼に訪問した浅はかさが露呈し今となればかなり恥ずかしいものだった(笑)。

この「アロチ」とは和歌山市新内の事を指しますが、新しい内と書いて読むのは訛り(方言)からで、この界隈は和歌山県最大の歓楽街となっています。

実際に前回の訪問時の昼時はひっそり静まり返っていたものの、夜になると各テナントビルの看板は色とりどりの看板、見送りをしているホステス、道路脇にはタクシー車両がスタンバイしている等、それなりの雰囲気が感じられ、その合間を縫った到着でした。

かなり味のある、黄色いテントで建物を覆ったその姿はかなり特徴的で、一度見ると忘れられないインパクトだろう、今回初めてご覧頂く方も是非覚えて頂きたい名店です。

到着時は待ちは無し、すんなり入れる喜びを感じながら、個人的には1年7ヶ月ぶりとなるリベンジのイン、となりました(笑)。

「アロチ本家 丸高中華そば」と「和歌山ラーメン」とは?

その昔、今のJR和歌山駅の前から通っていた路面電車「和歌山軌道線(わかやまきどうせん)」(1909年(明治42年)〜1971年(昭和46年)の沿線上の要所要所には屋台の中華そば提供店があり、特に拠点だった堀止の路面電車車庫付近にはこぞって屋台が集中していたのだそうです。

その後は路面電車が廃止され、以降の屋台の中華そば屋は和歌山市内各地に散り店舗を構える様になっていったそうです。

その中で今現在最も古い店舗で、和歌山ラーメンの元祖と言われるのが「アロチ本家 丸高中華そば」。創業は1940年(昭和15年)でなんと戦前。創業者は高本光二氏で、現在は高本英一氏が引継いでいます。

それが「車庫前系」と言われる起源となったそうですが、それを名乗ったのは新横浜ラーメン博物館(ラー博)元広報の竹内伸氏(故人)で、もうひとつの系統は「井出系」と呼び、ひとつのわかりやすい分類としましたが、後に「勝手な名称を付けてすみません」と謝罪しています。

しかし今現在でも特徴としてカテゴライズされている「車庫前系」、そして「井出系」は意外とラーメンフリークからはわかりやすく、「和歌山ラーメン」には3パターンあるというのが「一般社団法人 和歌山市観光協会」が観光客向けに配信しているのは大きいです。

その3パターンとは、「醤油系」でいわゆる車庫前系、そしてもうひとつは「豚骨醤油系」で、もうひとつはその範疇に入らない「新興勢力のラーメン」で、竹内氏がカテゴライズした特徴はわかりやすく今もその車庫前、醤油系カテゴライズは間違いでは無いのを感じさせました。

しかし厳密に言うと、一般的には九州の白濁化したのを豚骨ラーメンという認識がありますが、実際には豚骨を使用してはいるものの白濁化していないスープ(清湯(ちんたん))については豚骨ラーメンでは無いという認識があるのも事実だったりします。

豚骨ラーメン=白湯が浸透している現状ではありますが、和歌山ラーメンは基本は豚骨で、スープが白濁化されてないのが醤油系の清湯で、井出商店の場を離れてスープを煮立たせてしまった偶然の産物の白濁化(強火でグツグツ煮ると乳化という現象が起こります)をかえしの醤油で仕上げたものがいわゆる豚骨醤油と、一般的には少々わかりにくいかもしれません。

今回はその白湯では無い清湯の醤油、和歌山の現存最古の味わいである「中華そば」をとうとう頂ける喜びでインしました。

いよいよ店内へ

テーブル席メインで、外からはうかがい知れない明るさと馴染みやすい空間。今回はテーブル席に案内され座りましたが、目の前に「早寿司」があるのも他では見られない光景でしょう。しかし和歌山ラーメンを提供する店舗では昔ながらに引き継がれてきたひとつの文化で当たり前の光景です。

中華そばをはじめ、中華そば(大盛)、キムチラーメン、チャーシューメン、餃子、キムチと、和歌山ラーメン提供店としてはラインナップは豊富です。後、おでんを提供しているのもポイントで、和歌山ラーメン提供店で多く見られる特徴のひとつとなっています。

今回オーダーはもちろんデフォの「中華そば」。この雰囲気を味わいながらまず。

丸高中華そば 和歌山ラーメン 早寿司 こじぢ

やはり和歌山ラーメンと言えば「早寿司」。手に取り頂きます。ちなみにこの早寿司はオーダーするのでは無く、会計時に自己申告するんです。その辺りも現代のシステマティックでは無い温かみを感じる所です。

早寿司は、和歌山で地に根付いた食べ物のひとつ。早寿司という言葉の反対には「なれずし」という物があり、酢を使わずに飯を発酵させ旨味を出した保存食でもあり、主に鯖、太刀魚、秋刀魚などの青魚を使用した古来からの食習慣。わかりやすくは保存食として魚介類や肉類を貯蔵して食べる為の培われた知恵でもありました。

現在では酢を使い酢締めしたものが早寿司(はや慣れ寿司)と言われ、和歌山では鯖を用いたいわゆる押し寿司が定着、それが和歌山ラーメン提供店での特徴のひとつでもあり現在も受け継ぐ店舗が多いです。コレは本当に他では頂けない独自のもの。

生姜の臭み消しもあり、鯖の美味しさが感じられる一口の美味しさ。是非頂いて欲しいと個人的には思います。

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いよいよ「中華そば」着丼

和歌山ラーメン 丸高 丸高中華そば アロチ本家 

アロチ本家 丸高中華そば「中華そば」

 

この様に、盛り付けに関しては昭和からのそれこそ中華そばですが、このかまぼこ「千代巻」が特徴です。醤油ベースと言われる車庫前系元祖ですが、表面にはそれを覆うコラーゲン質で乳化された豚骨にも見える仕上がり。

では、いよいよ頂きたいと思います。

スープについて

店舗にはレンゲが無いのもポイントで、いわゆる「デッド飲み」(ラーメンフリークのみ通用するどんぶりから直接スープを飲む行為)必須。この様にアップにすると醤油の色合いもしっかり見え、白濁化してはいない清湯の豚骨が理解出来ます。

一口頂くと、思いっきり感じられる豚骨の風味。そしてかなりまろやかな醤油の角が取れたマイルド感があり、豚骨が大いに包み込む様な感覚でした。醤油自体のキレとコク、旨味がありながらそれを超えた大らかさ。という表現が正しいかはわかりませんが(笑)、本当にそう思える豚骨のマイルドは他では味わえないのでは無いか?と思えた一瞬でした。

麺について

この様に中細のストレート麺で、黄色い色合いが特徴。

個人的に感じたのはゆで加減しっかりのしっとりした感覚ですが、もっちりとしっかり弾力があり、艶やかでたまごの風味を感じたのは間違いだろうか?かなりスープに絡み麺自体の風味と一体になった美味しさが感じられました。

最後に

和歌山での中華そばの元祖をしっかり感じさせたのは、かなりマイルドながらに白湯では無い豚骨の主張と、しっかりキレのある醤油が織りなすバランス感で、さらっと行けるものの重厚なスープを感じた事が大きかったです。

そして豚骨の清湯ながら旨味凝縮。しかしそれと醤油との相性は間違い無い中華そばでもあり、少々厚みのある味わいながらさっぱり頂ける飲みの〆にもピッタリなのも理解出来た、歴史のある一杯を頂けました。

アロチ本家 丸高中華そば
住所
和歌山市友田町2-50
TEL
073-432-3313
営業時間
17:30〜27:00
MAP

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