
どうも!こんばんは!ものグラムです。
今回は和歌山の六十谷エリアから、ご当地の和歌山ラーメンでは無い味わいを提供している「麺屋 鳥見本(とみもと)」をご紹介させて頂きます。
いわゆる個人店舗ですが、鳥見本と書いてとみもとと読む、実は味わいを銘打ったものでは無く、店主の苗字をそのまま店名にした店舗です。
今回はこの店舗のウリであり、和歌山では提供店は少ないだろう「鶏白湯」を頂きに訪問させて頂きました。
では、どんな店舗か?その味わいは?楽しみに見て参りましょう。ご一緒宜しくお願い致します。
Contents
「麺屋 鳥見本(とみもと)」へ到着

「麺屋 鳥見本」店舗外観
店舗到着は 2019年7月10日、12:29ですが、店舗外観の写真は開いている様に見えない?そうなんです、遠征記事でも触れましたが、実は撮影したつもりが地面を撮っており、しかも通常何カットも撮るのをしておらず、ホテルに帰ってからそれに気づき、もう一度やって来たテイク2だったのを明かしておきます(笑)。本当にホテルのベッドに横になりそれが発覚した瞬間の驚きと落胆は半端なかったです(笑)。
まあ、それはさておき(笑)、もう一枚がコチラ。
JR六十谷駅から徒歩で約10分、距離にして約800m程の場所にありますが、駐車場がしっかり用意されており、この前に走る県道7号線から車で来店する方が多いだろう立地となっています。
来店時は車が2台駐車されているのみで、中は比較的静かに見受けられました。
今回の和歌山遠征で初めて和歌山ラーメン以外の麺を頂く、しかも鶏白湯が頂けるのは大変興味深く楽しみでした。
「麺屋 鳥見本(とみもと)」とは
今回の「麺屋 鳥見本」創業は2013年9月1日で、店主は鳥見本氏です。
元々ラーメン好きで東京でかなりの店舗を食べ歩く中、ある個人店の味わいが気に入り、その店に頼み込み修行をされたそうです。
その後にこの六十谷の地で開店されましたが、当時は鶏骨醤油らーめん、鶏骨塩らーめん、鶏骨醤油つけ麺のラインナップで、現在まで改良を重ねメニュー構成も変えられているそうです。
現在も意欲的に新しい味わいも開発し、限定麺として提供され、その味わいを求め来客される常連の方もいらっしゃるそうです。
いよいよ店内へ
店内に入るとこの様に券売機がありますが、今現在はかなりメニューが豊富にラインナップされている様ですが、今回は最初から決めていた鶏白湯を頂きたいと思っていると、店員さんが寄って来られ、
「本日は岩肉というトッピングがありオススメです、よろしければ是非」
と仰られ、よく見てみるとそれが書かれていました。
「岩肉(いわにく)〜角煮ver.〜」と書かれ、提供されていない日もあるのかと思い、素直にこの岩肉も頂く事にしました。
店内は明るく、カウンターとテーブル席がしっかりありますが、この日はかなり空いており、今回はゆったりとリラックスしながら頂けそうでした。ホールは女性スタッフ、調理場には店主と男性スタッフの3オペ体制で、和気藹々とした雰囲気も良かったです。
メニューについて
券売機でメニューの説明は少々わかりづらいのもあるので、カウンターに置いてあるメニュー表をご覧頂きたいと思います。
オープン当初とはかなり違う進化したラインナップ(初訪問ですが笑)で、特濃鶏白湯、鶏白湯、あっさり鶏清湯(この三種は塩か醤油を選択可)があり、六十谷ブラックも気になります。太麺とあり、そこには鶏油そば、白湯醤油つけ麺までラインナップされ、6年弱の間に少しづつブラッシュアップ、そしてメニュー変更、追加をされている様でした。
さらに裏面にサイドメニュー、ご飯ものがあり、
鶏ュフTKG(たまごがけごはん)、炙りチャーシュー丼、スタミナチャーシュー丼、白ご飯、そして各種ドリンク類が記載されていました。ココには載ってませんが、券売機には「本日のお寿司」もあり、かなり気になりましたが、この日は売切れ状態で残念。何度も通いたく思わせる豊富なメニュー構成に感じました。
今回は「岩肉」トッピングもオーダーした(券売機で購入した)のもあり、サイドは断念、ラーメンは鶏白湯か特濃で実は悩みましたが(笑)、この店舗のウリだと受け取り今回は「特濃鶏白湯(醤油)」をオーダー(券売機で購入ですよ笑)。しばらくゆっくりと待ちました。
しばらくすると、と言ってもたった3分で出来上がりいよいよ着丼。鶏白湯なのにかなり早いなと思いながらいよいよご対面です。
いよいよ「特濃鶏白湯(醤油)」着丼

麺屋 鳥見本「特濃鶏白湯」
今回オーダーの醤油の色合いも感じられる、しかしかなりクリーミーを感じさせる仕上がりで美味しそうです。岩肉は一番上の部分で、左側が通常のチャーシュー、その内容も楽しみで、あとは白ねぎ、豆苗もこの地では珍しいのでは無いかと思います。あとはメンマ。
スープについて
かなりシルキーなクリーミーさを感じさせる目の細かい感が見た目からも解ります。醤油の色合いが溶け込みむクリーミーはどんな美味しさか?非常に楽しみです。
この様に意外とオイル感が見た目からは感じられない、カメラのピントがかなり合いにくい仕上がり(素晴らしい意味合いで言わせて頂いています笑)。本当にスープを取る仕事の丁寧さを感じさせます。
一口頂くと、本当にシルクな舌触りにこれでもかと旨味が凝縮された鶏白湯は完全にポタージュで、特濃だからと言ってどろっとしたものでは無く、逆にさらっとした仕上がりが印象的でした。特濃とは超コクのある旨味凝縮スープで、オイル分も低く女性にもおすすめの味わいでは無いかと思います。
しかしその後に感じられのは、醤油の支えの美味しさと余韻の魚介。そこまで強く前に出るものでは無いものの、この魚介感も美味しい。
実はカウンターにはスープ、麺について説明が書かれており、醤油だれに関しては「濃口醤油をベースに最上級の煮干しと昆布、四種類の節で出汁を抽出した醤油だれ。」とあり、その味わいに納得しました。
しかし前に来る鶏の特濃白湯は本当に素晴らしいクリーミーでしかも優しさを感じさせました。特濃と言いながらも意外とさっぱり行ける美味しさには驚きました。
麺について
麺はこの様に平打ちでしっかりした中太麺。店舗奥には製麺室があり、そこで仕上げられた自家製麺で、2種類の小麦粉を使用した麺だそうです。
舌触りは意外と抵抗のあるざらっとした感覚で、かなりしっとりとしており、適度な歯切れの良さを持ちながらもなかなか重めでした。しかしこの特濃鶏白湯との相性は良く一体となって入って来る感じで、パスタ的な感覚があるかと思えばそうで無い様に感じた、大阪等で感じるツルモチ食感とは若干違う感覚でした。
しかし想像以上にさっぱり頂けた癖の無い美味しさが印象に残った一杯でした。
「岩肉(いわにく)」について
今回ご縁のあった「岩肉(いわにく)〜角煮ver.〜」はスープに隠れながらに鎮座しており、2切れが乗っていましたが、それを頂くと、ひとつひとつがかなりデカい。厚みは3センチ程あったでしょうか、というか厚みというか角煮でしたが、その存在感は箸で持ち上げた瞬間に露わになりました(このショットも撮っていなかったのは本当にアマい、すみません笑)。
ひとつは繊維感バリバリの歯の間に浸透して来るものでかなり肉肉しい赤身でしたが、もうひとつはとろっとした脂身、コラーゲンが堪らない肉感が半端無いもので、これは正直このラーメンから取り出しご飯と共に頂きたかったというのが正直な感想でしたが(笑)、ココまでごっつい角煮はなかなか頂けない代物で嬉しく感じました。
最後に
和歌山の六十谷エリアでこの1店舗のみでしっかり地に根ざし営業されている「麺屋 鳥見本」。次は違う味わいをぜひ頂きたいと思わせた本格的な美味しさがありました。
和歌山エリアではかなり希少な鶏白湯を頂ける店舗でもあり、おすすめ出来る店舗でした。